Re: リタ。共感覚


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投稿者 松本 日時 2000 年 8 月 27 日 21:13:37:

回答先: Re: リタ。共感覚 投稿者 松本 日時 2000 年 8 月 21 日 23:04:48:


|> 「意識に対する科学的アプローチ」
|>  研究に際し最も容易だと思われる形態は、
|> 「視覚的知覚」である。つまり、哺乳類の視覚システム、
|> つまり人間はどうしてものが見えるのかを考える。

「脳と心の地形図」から

「左脳と右脳」について
 人間の脳は、二つの半球が寄り添ってできている。
 二つの半球は繊維の束でつながっていて、休むこと
なく親密な対話を続けている。
 左右どちらかに届いた情報は、ほぼ同時にもう
いっぽうに伝わり、両方が調和のとれた反応を示す
ことで、私たちの意識は一本化され、外の世界を切れ
めなく知覚することができる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ホモ・サピエンスが種としてこれほど繁栄している
のは、左脳によるところが大きい。計算したり、意志
を伝えたり、さらには複雑な計画を組み立てて実行
するのは、左脳あればこそである。
 しかし良いことばかりではない。
 西洋世界の悪評判−物質主義、支配欲、無感動−は、
だいたいが左脳に由来している。
 これに対して右脳は、穏やかで情緒的で、自然と
一体化しようとする性質があり、東洋を連想させる。
 こうした考えにもとづいて、右脳思考を活発にしよう
という自己啓発方や自己トレーニングは、ちょっとした
産業を形成するほどの盛況ぶりである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 さらに左右の脳の役割も、一般に考えられている
ものとそれほど違わない。
 左脳は分析的、理論的、緻密で、時間間隔が鋭い。
 右脳は夢見がちで、ものごとを細かく分けるより
全体的に処理する。抽象的な認知よりも感覚的な知覚
に関わることが多い。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 左右どちらかの半球に損傷をもつ人に一つの絵を
模写してもらう。
1.左半球に損傷がある人
  輪郭は正確だが、細部が無視されている。
2.右半球に損傷がある人
  細部は反映されているが、輪郭はめちゃくちゃ。

「チェシャー猫効果」
 サリー・デューエンシングとボブ・ミラーは「両眼
視競合」の非常にドラマチックな例を作り出して、サン
フランシスコの「エクスプロラトウム(探求館)」に
展示した。この展示を体験するときには、頭を固定し、
視線を一点にすえて動かさないように指示する。
 適切に配置された鏡を使って、見る人の片目は正面
にある別の人の顔を見ることができ、もう片方の目は、
横側にある真っ白いスクリーンを見るようになっている。
 これを見ながら真っ白なスクリーンの前で手を振ると、
何と、その場所に見えていた顔が拭き取ったように消え
てしまうのだ。視覚的には何ということのない手の動き
が、脳の注意を捕らえてしまった結果である。
 注意を向けられていないので、顔が見えなくなるのだ。
 見る人が目を動かすと、また顔が見えるようになる。
 顔の一部だけが消えることもある。たとえば、一方
の目や両目が消えないで残ることがある。
 あるいは、笑顔を見ているときに、微笑みだけを残
して顔が消えてしまうこともある。
 このため、この不思議な効果は、「不思議の国の
アリス」にでてくる猫にちなんで「チェシャー猫効果」
とも呼ばれている。
 見られる人の顔と見る人の手が、どちらも均一な白い
背景を後ろにしているとうまくいきやすい。

 ものが見えるということは、目から視神経を経て、
脳の内部で処理が行われ、その後はよくわからないが、
現実の世界とは少し異なって見えているようです。
これを簡単に書くと、

・┏━┓・・・┏━┓・・・┏━┓・・・┏━┓
・┃目┃・・・┃耳┃・・・┃鼻┃・・・┃口┃
・┗━┛・・・┗━┛・・・┗━┛・・・┗━┛
・・↓・・・・・↓・・・・・↓・・・・・↓
・┏━┓・・・┏━┓・・・┏━┓・・・┏━┓
・┃脳┃・・・┃脳┃・・・┃脳┃・・・┃脳┃
・┗━┛・・・┗━┛・・・┗━┛・・・┗━┛
・・↓・・・・・↓・・・・・↓・・・・・↓
-┏━━┓----┏━━┓----┏━━┓----┏━━┓
-┃意識┃----┃意識┃----┃意識┃----┃意識┃
-┗━━┛----┗━━┛----┗━━┛----┗━━┛

となり、意識は脳の内部か、あるいは脳を経て何か
不可思議なもので発生していると思われる。
 後は脳と意識との接点を探せばよいのだろうか?
 目などを構成している細胞と意識との接点は
ほんとうにないのだろうか?





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