アリとロボット


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投稿者 松本 日時 2000 年 9 月 11 日 22:29:22:

回答先: Re: 細胞について 投稿者 スターダスト 日時 2000 年 9 月 10 日 19:52:27:

|> ものすごく高度なロボットは、その反応は
|> 動物と区別できなくなるでしょう。
|> 生命を感じるかどうかは、そのときにわかることでしょうが
|> 私は、「NO」と答えたいです。今は。

アリとロボット(コンピュータ)について
「日経サイエンス2000年1月号」に”ロボット
は人間を超えられるか”という記事がありました。
 人間の網膜は、0.5mmほどの厚さで、直径
2cmの神経組織だ。
 多くの光を感じる細胞とは別に、厚さ0.1mm
ほどの神経組織は、明るい部分と暗い部分の境界を
見つけたり、100万ほどの小さな画像領域の中で
像の動きをつかむといった画像処理をしている。
 それぞれの小領域は、対応する視覚神経と結合
して、毎秒10回程度の速さで画像の境界を見つ
けたり、動きを検出できる。
 処理結果は、神経を通じて大脳に伝えられる。
 ロボットの視覚システムの長期の研究から、これ
と同様の境界や動きの検出には、効率的なソフト
であったとしても、最低で100ステップのコン
ピュータ命令が必要なことがわかっている。
 この結果、網膜の毎秒1000万回(100万
領域×毎秒10回の検出)の処理には1000MIPSが
必要なことがわかっている。
 網膜中の画像処理神経回路は重さが0.02gだが、
人間の脳全体の重さがその約7万5000倍ある。
 だから、1500gの人間の脳をまねるには、ざっと
1億MIPS(毎秒100兆命令)必要なことがわかる。
 1999年のパソコンは、ある種の昆虫には勝
てるが、人間の網膜はもちろん、金魚の0.1gの脳
にも負けてしまう。・・・・・・・・・・・・・

この後は、いろいろな例が紹介されている。

・1000MIPS近い性能のパソコン;G4(アップル)
・5000MIPSの脳;トカゲの知能レベル
・10万MIPS;ネズミ並
・500万MIPS;サル
・1億MIPS;人間

 ところで、何MIPS以上になれば、パソコンでも
ものが見えるのだろうか?
 アリにはものが見えていると思われるのだが、
200〜300ほどのニューロンを使ってどのよう
にしてものを見ているのだろうか?
 このくらいのニューロコンピューテイングで
あれば現在のパソコンでもできそうなのだが?

”2つの考え方”
1.人間は進化の過程に伴い高度な意識を持つよう
になった。つまり、単細胞生物では光のあるなし
程度だったのが、人間へ進化するにつれてものが
これほど鮮やかに見えるようになった。

2.最初に意識があった。意識によって、原始的
な生物から人間に進化していった。つまり、生命
誕生の時から意識を持ち、原始的な単細胞生物
の時にはすでにものが見え、また見えることに
よって進化していった。

 アリも見えることによって、200〜300の
ニューロンがあれば十分生活できるのでは?
 これらのニューロンは見え方に影響している
にすぎないのでは?





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