細胞について


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投稿者 松本 日時 2000 年 8 月 31 日 23:35:37:

回答先: 視覚について 投稿者 松本 日時 2000 年 8 月 31 日 00:29:28:

 生命の謎の解明;「細胞の分子生物学」により
細胞の中で何が起きているのか少しずつわかり
始めてきているようですね。まずは簡単な書籍から、

やさしい「細胞の科学」(室伏きみ子)より
 生命体をつくっている元素は、地殻の元素組成
とは大きく異なっており、ある特定の選ばれた元素
から成り立っている。
 ヒトを構成する元素を例にとると、主要成分の
種類は案外少なく、C、N、O、H、P、S、で
乾燥重量の92%を占める。
 残りは、主にイオンとして存在する元素(Ca2+、
K+、Cl-、Na+、など)と微量元素からなる。
 中でも、炭素は生命にとってもっとも重要な元素
である。炭素は、他のどの元素より化学的に多様な
性質を持つ。なぜなら、炭素は四価で、4本の手で
多くの元素と共有結合をつくることができ、結合様式
も、単結合のほか二重結合、三重結合もとることが
できるからである。
 また、直鎖状、環状の構造もつくれ、ほとんど
無限の長さを持ち自由な形をした化合物をつくる
ことが可能であり、このことが多様な生命現象を
発揮するもととなっている。細胞を構成している
分子のほとんどは炭素を含む化合物、すなわち
有機化合物である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 水はあまりにも身近な存在なので、単純で何の
変哲もないもののように思える。しかし実は、水
は化学反応性に富み、特殊な物理化学的性質を
持つユニークな物質である。・・・・・・・・
 水分子全体としては正味の電荷をもたないが、
酸素原子は水素原子よりも電子を強く引き寄せる
性質があるので、O−Hの結合間で電子の偏りが
あり、いわゆる極性が生まれる。H−O−Hの
結合角が直線(180°)ではないので、水分子
全体としてO原子側がマイナス、H原子側がプラス
にわずかに帯電する(このように、はっきりした
プラスやマイナスの電荷はもたないが、電子雲の
偏りのために電荷が局在するときに双極子ができ
る)。水のこのような性質は、水分子どうしや他
の分子との間でくっつきあう力(水素結合)の元
となる。・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 種々の情報を特異的に認識するタンパク質を、
受容体(レセプター)と呼ぶ。受容体には、情報
伝達物質の性質によって、細胞膜表面に露出した
もの(細胞膜受容体)と、細胞内に存在するもの
(細胞質/核内受容体)とがある。・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 情報伝達系は、さまざまに絡み合い、連絡し
あっており、一つのシグナルに対して種々の
情報伝達経路が働く場合や、いくつかのシグナル
によって同一の情報伝達経路が働く場合等が
知られている。異なった伝達経路どうしは連絡
しあい、それらがネットワークをつくり上げて
いる。・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 あんな小さな細胞でも非常に奥の深いものの
ようです。まだまだ解明の済んでいないことが
たくさんあるのでしょう。
 よくこんなにも見事なものを創ったものです。
 いったいだれが設計したのでしょうか?





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