Re: 自由意志


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投稿者 ぱんどら 日時 1998 年 3 月 27 日 23:01:01:

回答先: Re: 自由意志 投稿者 ikawa 日時 1998 年 3 月 23 日 10:47:08:

Junichiさん、はじめまして。アドバイスありがとうございます。
アダムスキーのルシファー物語にわたしは大変感銘を受けました。

> この場合、自由意志はその選択のためにあります。また別の見方をすると、
>万華鏡の例えにもある、バラエティに富んだ天国を創設するのにも必要なので
しょう。
>これは自我が宇宙との一体性を認め、全体の中で活動する場合にも様々なバ
>リエーションが可能だということになります。
>結局、人間のもつ自由度は、神の創造した世界から自身を分離しえるのです。そ
>れは神に似せて作られたため、神に等しい能力をも持っていると解釈すれはよ
>いのではないでしょうか。
>さらに、可能性として、人間は別の世界を作り出せるのかもしれません。

わたしも放蕩息子の話は「自分」という意識を理解するうえで一つのモデルになる
ものでした。 ただちょっとひねくれた解釈をして欠陥息子を作ったのは神
のせいだ、などと反抗的なことを考えたことも有りました。

>神が人間に自由意志を与えた理由は、何かと考えたのですが、
>神は”人間はこうあるべきだ”という考え(想念)はないからだと思います。
>ですから、神は人間に自由意志を与え、あらゆる可能性を付与したのではない
>でしょうか。
>しかし、あらゆる可能性とは人間自身にとって建設的な方向だけではなく、破
>壊的方向もありうるわけです。
>前者を取るのが良い選択だと思いますが、宇宙の意識を意識するように努め
>ないと、難しいと思います。

自由意志を考えるとき、ここには3つの概念が有ると感じます。
すなわち「わたしはこうしたい。」「わたしはそれができる。」「わたしはそれをやる。」
この3つの概念のうち、どれが欠けても自由意志の内容は事実世界に出てきま
せん。もっともこの3つは私の意識における必要条件であって、事実世界がその
レベルをどこまで受け入れられるかで具体的な事実命題となりそうです。
わたしが催眠術にかけられて「おまえは鳥だ。」という信念を植え付けられれば
ビルのうえから手をはばたかせて飛び出すかもしれません。しかし現実は受け入
れないでしょう。

アダムスキーのルシファー物語でもっとも感激したのが彼のデビューの場面で
す。すなわち
「宇宙は星々の運行とともに安らかな調和に満ちていた・・・。
そこにかすかな不安が沸き起こった。不安は怒涛のごとく恐怖となり、互いへの
憎悪、そして絶望へと広がっていった・・・・。」
こんなような表現だったでしょうか? 現実だったらアウシュビッツを彷彿とさせます。
神への離反と解釈するのは普通の解釈ですが、これでおわったらルシファーは
ただの反逆者でしょう。
そこには暗黒世界が広がっていますが、その世界の向こうに存在と意識の秘密
が隠れているような気がしました。
そしてそれがわかれば自由意志の意味も自ずと明らかになるのではないでしょうか?



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