Re: 量子コンピュータ


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投稿者 スターダスト 日時 2000 年 8 月 11 日 22:53:54:

回答先: Re: 量子コンピュータ 投稿者 松本 日時 2000 年 8 月 03 日 23:39:23:

|> ご要望にお答えして意識の遅れを紹介します。
|> 1.意識の遅れ
|> ・出典;皇帝の新しい心(ロジャー・ペンローズ)
|> ・実験
|> (1)H.H.コルンフーバー1976年の実験
|>  志願した被験者の頭の1点に脳波計(EEG)を付け電気
|> 信号を記録した。被験者は何度でも自分達の好きなときに右
|> の人指し指を急に曲げるよう求められた。
|>  結果は、指が実際に曲げられるまでに、記録された電圧が
|> 徐々に高まるのに、まるまる1秒〜1秒半を要した。
|>  「自由意志によって」ではなく、閃光に反応して指を曲
|> げる場合の反応時間は、通常はぼ5分の1秒であり、
|> 「意図した」活動よりも5倍も速い。

|> (2)ベンジャミン・リベットと
|>   ベルトラム・ファインスタインの1979年の実験
|>  体性感覚皮質の1点に電極を設置した被験者による、皮膚
|> と体性感覚皮質への刺激に対する時間感覚の違いを観測。
|> ・結果
|>  患者の皮膚に刺激を与えたとき、彼らが刺激に意識的に
|> 気付くまでにほぼ半秒かかる。が、患者自身の主観的印象
|> では、刺激に気付くのに何の遅れも生じていない。
|>  尚、体性感覚皮質は感覚信号が大脳に入る領域であり、
|> 皮膚のある特定の点に対応する体性感感覚皮質の1点に
|> 加えられた電気信号は、被験者にとってはあたかも対応
|> する皮膚の1点に刺激を実際に加えられたことと同じ。
|>  しかし、皮質へ加えられる電気信号が半秒より短いと
|> 被験者は全然何も感じない。が、皮膚への刺激は一瞬
|> 触っただけでもそれを感じることとは対照的である。
|>  実験その1
|>  最初に皮膚に触り、その後で体性感覚皮質の1点を
|> 電気的に刺激する。患者はどう感じるだろうか。
|>  皮膚への接触のほぼ4分の1秒後に、皮質への電気
|> 刺激を始めた場合は、皮膚への接触は全然感じられな
|> い。これは、後ろ向きの遮蔽と呼ばれている効果である。
|> 後の出来事が半秒以内の遅れで起こったとすれば、先行
|> する出来事の意識的な知覚がそれによって「遮蔽される」
|> ことが起こりうる。このことからわかるのは、このよう
|> な感覚に対する意識的な気付きが、その感覚を引き起こ
|> した実際の出来事に半秒かそこら遅れて生じること。
|> しかし、人は自分の知覚にこのような大きな遅れが生じ
|> ているとは「気付いて」いないらしい。
|>  実験その2
|>  最初に皮質に電気刺激を与え、この刺激を半秒よりも
|> 十分長く続け、さらにこの電気刺激が始まってからまだ
|> 半秒を越えないうちに皮膚に触れた。
|>  結果
|>  皮質への電気刺激と皮膚への接触はどちらも別々に知覚
|> され、どちらがどちらなのか被験者には明らかだった。
|>  しかし、どちらの刺激が先に加えられたのか訪ねると、
|> 被験者は皮膚接触が先と答え、事実と逆に知覚している。
|>  このように、被験者は皮膚接触の知覚を半秒ほど時間
|> を後ろ向きにずらして解釈しているらしい。

|>  以上の実験から、もし応答が2秒かそこらで起こる
|> のだとすると、意識には外部の出来事への応答に登場
|> することさえ全然できないことになる。?

想念波動の性質をどのように
地球人は究明していくのでしょうか。

ほんとうに、これはフシギな現象です。


|> -----------------------------------------------
|> 追記;
|>  ジョン・C・エックルスの「自己はどのように脳を
|> コントロールするか」には、心と脳の問題をめぐる
|> 諸学説に以下のようなものを記載しています。
|> ・徹底的唯物論
|> ・汎心論
|> ・随伴現象説
|> ・心理・物理的同一説あるいは中枢状態説
|> ・二元論-相互作用説

|>  最近の脳科学・認知心理学などでは、fMRI、PET
|> などの新しい脳の観測機器の発達とそれらを駆使した
|> 実験結果などから、ここ10年間、脳の解明が急激に進み
|> どちらかというと、人間には「自由意志」はないという
|> 考え(唯物論)が主流となりつつありますが、エックルス
|> は数少ない二元論の支持者で、量子効果と意識が関係がある
|> のではという説を持っています。ペンローズの「心の影」
|> は今年末目標で翻訳中であり、次の続編も英文はでていま
|> すが。これからの進展は?

物質と心のほかに
もうひとつ
なにかがなければ
解決できないことでしょう。

実際、ペンローズは
「意識」を導入して
考え方を整理しました。
ペンローズの意識は
宇宙哲学での意識と
ニュアンスがことなりますけれども。。

|>  ついでですので、量子論の諸説を下記に記載しておきます。
|> この他にもたくさんあると思いますが、代表的なもののみ。

|> 1.コペンハーゲン解釈その1
|>   深い実在はない。ボーアとハイゼンベルク

|> 2.コペンハーゲン解釈その2
|>   実在は観測によって創造される。ホイーラー

このふたつは
量子力学の方程式をいじりません。


|> 3.内蔵秩序
|>   実在は不可分の全体である。デイビット・ボーム
|>   (系を構成する個々の粒子は共通の三次元空間内
|>   におのおの独立して存在するのではなく、それぞれ
|>   「高次元の実在」の射影である。)

量子力学の方程式を
いじります。
しかし、あらゆる実験結果において
ボームの方程式は
量子力学の方程式と
まったく同じ解をもちます。
答えが同じですが
ボーム流の方程式。
実はこれがすごく難解な方程式らしく
「奇麗」とはいいがたいようです。
先行波が、粒子とともに同時存在するという
考え方が基本のようです
量子力学では、波と粒子が
「どちらか」というニュアンスが強いのですが。。


|> 4.多世界解釈
|>   ヒュー・エベレット

これは、、ほぼアダムスキーと
同じ時代に世に出た解釈
量子力学の方程式を
いじりませんが
とてつない考え方を持ち込むものです。
先回
腕相撲する双子の話で、ちょっと触れました。
新しい実験事実が出てこない限り
反駁不能です。
そして
実験事実が出てきた時には
量子力学も崩壊します。

|> 5.世界は非人間的推論に従う
|>   フォン・ノイマンとギャレット・バーコフ

これは、、勉強したことないです。
ノイマンの考え方には
魅力を感じなかったので。(−−)

バーコフは、
お父さんが確か、バーコフさんで
(あたりまえか?)
おとうさんは
4色問題で、有名な足跡を残しています
バーコフ数という考え方を作った人。
お子さんのほうは、天才だそうです。


|> 6.新実在論
|>   世界は通常物体でできている。原子は「物」である。

はて?

|> 7.意識が実在を創る
|>   フォン・ノイマン

論評不能。観測者を幽霊なようなものに
してしまうので。

|> 8.ハイゼンベルクの複式世界

これって、ハイゼンベルグが
晩年になってから
迷路にはいったときの考え方?

松本さん、
しかしすごいですねぇ。
地球人類はまだまだ
真相を知らないでいる。
小数点以下数十桁の
値をきれいに計算できる
方程式を持ちながら
その意味を把握できていないのですねぇ。




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