細胞のキョンシー


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投稿者 松本 日時 2000 年 10 月 05 日 22:53:27:

回答先: Re: 神経の軸索 投稿者 松本 日時 2000 年 9 月 19 日 22:11:10:

「細胞のキョンシー」
 ナツメ社の”細胞のしくみ”におもしろい記事が
ありましたので、紹介します。
〜死んだ細胞が動く〜
・一時、キョンシーの映画が子供達の間で流行った。
 これは、死んだ人間が動き始め、生きている人間
を襲うというストーリーである。
 細胞の運動の研究方法に、死んだ細胞を用いて運動
させる方法がある。いわば、細胞のキョンシーである。
 では、細胞のキョンシーとは何であろうか。
 まず、細胞が死ぬということを考える必要がある。
 細胞膜がなくなったり半透性の性質が完全に失われる
と、細胞内の成分は細胞外の成分と同じになってしまう。
 こうなると、細胞が死んだといってよいだろう。
 実験室では、生きている細胞には入らない色素が
自由に細胞内に入るようになると、その細胞が死んだ
と判断する。
 細胞膜の主成分はリン脂質である。このために、細胞
を界面活性剤で処理すると、リン脂質が抽出されてし
まい、ATPなどの重要な分子は漏れ出してしまう。
 これは完全に死んだ状態である。
 この時、細胞小器官や細胞骨格は大きいために、死んだ
細胞内に残っている。このような細胞は脱膜モデルという。
 ゾウリムシの細胞の脱膜モデルをつくると、初めは容器
の底に沈んでいる。しかし、これにATPを加えると
ゾウリムシは急に泳ぎ出す。そしてATPを除くと、再び
静かになる。細胞は死んでいるが、繊毛運動を行うための
微小管やダイニンはその機能を維持しているため、この
ようなことが可能なのである。
 ATPと同様にカルシウムを加えると、キョンシー
ゾウリムシはバックを始める。これは、生きている
ゾウリムシが後退するときと同じ反応である。
 ほかにも、筋肉、精子、植物など、様々なキョンシー
細胞をつくることができる。




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