細胞の世界 E


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投稿者 ナチュリン 日時 2000 年 12 月 19 日 23:21:32:

みなさんこんにちは、ナチュリンです。
DNA神がいなければ人体が作れない
わけだけれど、もう1つ重要な器官
ミトコンドリア神を紹介しよう。
私たち細胞の生命活動に必要な
エネルギ−ATP(アデノシン三リン酸)
を生み出してくれる重要な神ですね。

「貴方なしでは、生きていけない。」
おっとこれはプロポ−ズの言葉じゃないよ。
実際ATPが枯渇することは細胞の死を
意味するわけだ。
ATPは水によって分解(加水分解)
しやすい分子で、その時放出するエネルギ−
で細胞の生命活動がおこなわれるわけだね。

栄養素である炭水化物を解糖する過程で
酸化して還元ニコチン酸がえられるけれど、
このとき多量の炭酸ガスを放出するんだ。
一方還元ニコチン酸はミトコンドリアの
クリスタ膜に組み込まれた「電子伝達系」
に移され「酸化的リン酸化」反応の過程で
ATPが生まれるんだね。この反応に際して
酸素が消費されるんだ。

人間が肺で「呼吸」する最大の理由は
ATP合成のために多量の酸素を吸収し、
炭酸ガスを放出する必要があるからだよ。
これを「細胞内呼吸」というんだ。

通常、細胞の器官は核内のDNA神の
指令にもとずいて、作られるんだけれど、
なんとミトコンドリアの基質にはオリジナル
のDNAとリボソ−ムがあるんだ。
つまりミトコンドリアはミトコンドリアから
できる、特別な存在なんだね。

みんなも、ミトコンドリア神のために
しっかり呼吸しろよ。

          また次回  


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