Re: 交換日記 to yoshimiさん


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投稿者 松本 日時 2001 年 3 月 18 日 12:55:24:

回答先: 交換日記 to yoshimiさん 投稿者 らむじ 日時 2001 年 3 月 15 日 22:35:32:

|> 宮崎県の幸島だったかな(記憶が定かでない)そこの猿がある時、えさにもらうさつまいもを海水で洗って食べだしたそうです。多分塩味がきいてうまいんでしょう。
|> いも洗いの猿が100匹を超えた頃、日本全国の海岸べりに住んでいる猿がいもを海水で洗いだした。いわゆるテレパシ−(この場合はシンクロニシティ)現象ですね。 松本さん[HELP]
|> アダムスキ−哲学もこのように広がっていけば、いいなあという願望です。

∇とりあえず「100番目のサル」でH/P検索を
行ってみましたが、色々あった中で次の二つのH/P
を見てみました。確かに不思議ですね。

http://www7.big.or.jp/~ronsue/main/note/21_30/027
.html
http://webnet-f.hoops.ne.jp/hakoniwa1.html

・実際に様子が見れればわかりやすいのでしょうが、
日本の離島と海外の状況がどうなっているかですね。
 具体的な分布図や調査した年月日などがあれば説
得力があるのですが。
 シンクロニシティの本も紀伊国屋書店のDBの検索
を見るといくつか出ていますが、目次がら推定すると
そこまで調査した資料はなさそうです。
 サルについては”大脳皮質連合野における研究;
遅延反応テストと遅延時間に活動する前頭連合野ニュ
ーロン,ワーキングメモリー,コラム構造)のような
脳の仕組みなども研究されているようですので、つい
でにこのような生態についての研究とペアにして考え
ると何か見つかるのではと思われます。

・また意識との関係では、以前このH/Pにも誰かの
書き込みがあったように、現在の脳科学では「意識は
脳だけに依存する」という考えが主流ですが、今の
ところ少ないですが、これに対する反論もあり、現
時点で簡単に決めつけるのには無理があるというのが
妥当ではないでしょうか。
 100番目のサルの現象を説明できる可能性がある
ものとしては、この”反論”が今のところ考えられる
ので、参考までに一部を付けておきます。
 
「反論について」
”意識の認知科学;苧阪直行編著,2000年8月,共立
出版”第8章,微小管での量子計算(Stuart Hameroff)
より

8.3「神経主義」の誤り
・還元論的唯物主義/機能主義(「神経主義」(Church
−land,1998)は,脳と心について計算論的観点に根ざ
している。
 ここ数十年のコンピュータ技術の進化は,脳のはた
らきの理解に影響を与えてきたし,逆もまた然りで
ある。その例として「並列分散処理」や「ニューラル
・ネットワーク」などのコンセプトが,両方の分野
に応用されてきたことなどがあげられる。
 しかし,脳が計算を行っているように見えても,
意識が計算であるとはまったくいえない。R.Penrose
(1989,1994)は,意識には本質的に非計算的な側面が
あると指摘している。
 仮に意識が計算という形をとっているとしても,
そこには脳/心/コンピュータのアナロジーについて
の,少なくとも四つの問題がある。

 第一の問題は,このアナロジーが基本的な情報の
状態,つまり計算の基本となる単位である「ビット」
が,ニューロンの軸策の発火から樹状突起へのシナ
プス伝達により運ばれるニューロンの状態であると
考えられていることにある。この考えによると,
1秒に40回(つまり40Hz)スイッチングするシナ
プスを1個当たり数千個もっている10の11乗個から
なる人間の脳は,総計およそ1秒当たり10の16乗回
もの最大計算能力を提供することになる。 
 これは驚くべきものであるとはいえ,シナプスの
レベルとニューロン内での複雑さと情報処理を過度
に単純化しすぎている。たとえば,シナプスを制御
し維持するにはニューロン内部での情報修理が必要
であり,ニューロン内の微小管や他の細胞骨格成分
が信号を伝達し,情報を処理しているということが
徐々にわかってきている(Maniotisら,1997a,b)。

 単一細胞の能力の例としては,ゾウリムシについ
て見るだけで十分である。ゾウリムシは単一細胞の
原生動物で,優美に泳ぎながら,捕食者のせん毛
から逃れることを覚え,エサや仲間を見つけること
ができる(Hameroff,1994)。ゾウリムシはシナプス
接合をもたず,細胞骨格だけで情報処理を行って
いる。細胞内,すなわちここでいうニューロン内の
細胞骨格における情報処理能力は,次のように見積
もられる:ナノ秒のスケールでスイッチ動作を行う
(1ニューロン当たり10の7乗〜10の8乗個ある)
微小管サブユニットは,10の16乗〜10の17乗ビット
の状態を担うことができる,つまり1ニューロンで
1秒当たりこれだけの情報処理能力をもつ(脳全体
では,1秒当たり約10の27乗ビットの処理能力が
ある)。

 ニューロン内の過程を考慮する場合の計算能力の
増大に加え,ニューロンは生きており,われわれは
それが意味すること,あるいは脳のはたらきに対し
て暗示しているものが何かをまだ知らないのである。
 わたしたちがいえる限りでは(そしてそうでないと
証明されるまでは),意識は生物システムしか存在
しないのである。

 脳/心/コンピュータのアナロジーに関する第2
の問題は,コンピュータについてのわたしたちの
理解である。これまでの脳についての観点が,常に
最新のコンピュータについての視座に縛られてきた
ために,将来のテクノロジーが脳あるいは意識に
対する将来の観点を形づくってしまうことになるだ
ろう。現在あるいは近未来のコンピュータは,量子
コンピュータに向かっているコンピュータの進化に
おける,過渡的ステップであるように思われるとい
う,Benioff(1982)やFeynman(1986)による示唆があ
る。量子コンピュータの考え方(Deutsch,1985など)
は,量子干渉が量子論的重ね合せ(superposition)
により複数の計算を同時並列的に可能にするという
ものである。そこでは情報は重ね合わされ,量子
状態における「キュービット」の形で計算され,
「崩壊」(量子状態収縮)によって確定した
「ビット」あるいは個々の結果をとることになる。
 量子コンピュータは重要な応用分野において,
古典的コンピュータよりも格段に優れたものになる
だろうことが,数学的解析によって示されている
(Shor,1994)

 現在の大規模な研究の目的は,量子コンピュータ
が技術的に可能かどうかの判断を行うことにある。
いずれにしても量子コンピュータが原理的に可能で
あることは明らかであり,少なくともその能力が
現行のコンピュータがもつ計算能力より大幅にすぐ
れていることも明らかである。したがって,もし
脳/心/がコンピュータであるなら,それは一種の
自己組織性をもつ量子コンピュータであるかもしれ
ない。

 「脳=コンピュータ」であるとする神経主義に
ついての第3の問題点は,いくつかの潜在的に重要
な神経生理学的な詳細を見逃していることである。
1.神経伝達物質小胞の放出は確率的である(しか
もおそらく非計算的である)。前シナプス終末に
到達する軸策の活動電位のおよそ15%しか,実際
に神経伝達物質小胞を放出させない。Beck&Eccles
(1992)とStapp(1993)は,ここで量子的不確定性
がはたらいていることを示唆している。

2.化学的なシナプスとは別に,原始的な電気的
ギャップ結合が,ニューロンンとグリアを同期的に
結びつけ,意識のはたらきに重要な役割を果たすと
考えられる。たとえば,ギャップ結合は視床−皮質
の40Hz振動を媒介しているだろう(Jibu,1990)。
免疫染色によると,ギャップ結合(コネクシンタン
パク質)は多くの脳部位で確認され,視床や新皮質
の第2層や第3層でも見られる。

3.意識はおもに樹上突起網における情報処理の
過程で生じ,軸策の発火は自動的で無意識的な活動
を担っているにすぎない(Pribram,1991など)。

4.(脳の80%を占める)グリア細胞が「脳=
コンピュータ」という観点では完全に無視されて
いる。

5.多くの神経システムでは,応答時間に一貫し
た規則性のある大きなバラツキが見られ,これは
神経系の基本的な過程が本来ランダムな性質を
もつことを示している(Hanes&Schall,1996など)

6.視床−皮質間の40Hz振動は,麻酔下の意識
がない動物でも見られる。

7.神経主義者は細胞骨格を無視している。
(しかし)すでに述べたように,シナプスの強度
や他のパラメータを支配する情報処理は,微小管
内部と細胞骨格構造の動的な過程により制御され
ていると考えられるのである。

 最後に,神経主義についての第4の問題は,意識
経験や他の困難な課題などのハードプロブレムを
まじめに考えていないことである。たとえば,視覚
や自己感覚における「バインディング」問題を,
しばしば時間的相関(40Hzコヒーレンス)に帰着
させている。しかし,時間的相関それ自体がなぜ,
経験を束ねることができるのか不明であり,特に
経験というものの本性に対する明確な説明が与えら
れていない。前意識処理から意識そのものへと移っ
ていくメカニズムについて,神経主義者の観点で,
複雑さがある臨界レベルを超えると意識が生じると
している。しかし,意識が生まれるための臨界的な
閾値に関する説明はまったくなされていないし,
なぜそのような創発的な性質が意識体験をもたなく
てはならないか説明がなされていない。神経主義者
の観点は決定論的な計算論を基本としているため,
自由意志やPenroseのいう非計算性についても説明
することはできない。
 
 最大の疑問は主観的経験についてであり,神経
主義者が検証可能な予測を何一つ与えることができ
ない点である。何かが欠けている。

8.4 汎経験主義
・主観的な意識経験を説明するために,私たちは
実在の本性を考慮すべきであろう。すでに述べた
ように,意識のハードプログレムに対するアプロ
ーチの一つとして,汎経験主義者たちによる次の
ような示唆がある。すなわち,意識経験(つまり
生(なま)の分化していない原形的意識)は宇宙
に本来備わっている構成要素である。脳の過程は,
何らかの方法によって宇宙に存在する生の原形的
経験にアクセスするのかもしれない。・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



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