磁気学の基礎から考える


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投稿者 瑠璃 日時 1999 年 11 月 19 日 16:46:48:

既存科学から推論を重ねるだけで、直感による結果と同じ事が得られることもある。
論理を超える論理は可能である。それが直感である。
直感による飛躍は非常識と言われがちだが、実際は違う。
ある種の力によって支えられた真実も少なくはない。
閃くのは人間だ。そして人間は宇宙とつながっている。この点を忘れてはならない。

(1)吸引・反発法則
小学校で磁石の実験をやったことはないだろうか。
極を近づけて吸引したり、反発したりする実験のことだ。
磁気学者ギルバートはこの法則を磁気学の第1原理としている。
「同極反発・異極吸引」
これが現代のモータや発電機の原理である。
しかし、解釈によってはその先へ進むことが可能である。
NS極や磁気の謎、磁気モータとは何かということにまで関係してくる。

(2)従来の考えに適用する
前回使った馬蹄形磁石の図で考える。右が開いている磁石の図である。
従来の考え方では、先端にNとSの極がある棒磁石を馬蹄形に曲げたもの、それが馬蹄形磁石である。
馬蹄の上半分がN、下半分がSとなっている。
左上と右上(領域上1〜9)がNで、左下と右下(領域下1〜9)がSということ。
極の名を付けるのは通常先端(右上、右下)である。

1つの馬蹄形磁石に対して法則を適用してみよう。
まず法則に従っていることを列挙してみる。
「異極吸引」NとSが磁石外部(空間)の力線でつながっている。
「異極吸引」NとSが磁石内部(物質内)の力線でつながっている。
「異極吸引」真ん中でNとSが入れ替わっている。
次に法則に反していることを挙げてみる。
「同極反発」Nの左は、N極である。(磁力の強さに関係なく。)
これは右上のNに対して左上もNということだ。
「同極反発」Sの左も、やはりS極である。(磁力の強さに関係なく。)
これは右下のSに対して左下もSということだ。
1つの磁石に関しては、「同極反発」と「異極吸引」は両方成立しない。

では、2つの馬蹄形磁石ではどうか。
互いに作用するのは空間に出ている磁力線である。
「異極吸引」NとSは吸引する。
「同極反発」NとN、SとSは反発し会う。
2つの磁石では「同極反発」と「異極吸引」が同時に成立する。

1つの時と、2つの時では法則に違いがあることがわかる。
私達が通常言うモータは2つ以上磁石を使ったものだ、ということもわかる。
また、馬蹄形1個の時だけ法則が両方同時に成立しないこともわかる。

(3)法則を言葉通り当てはめる
馬蹄形磁石1個に対しては法則が当てはまらない。
そんなことはあり得るのか?
「同極反発・異極吸引」
この法則が正しいものとして、馬蹄形磁石の極を考えてみよう。

前回描いた右が開いた馬蹄形磁石の図を使う。
左上:上の領域1〜6
左下:下の領域1〜6
右上:上の領域7〜9
右下:上の領域7〜9

まず、「同極反発」ということを考える。
右上をN極としよう。
右上にあるN極から一番遠いところにあるのがN極となるべきである。
ということで対角にある左下の部分がN極である。
右下をSとしよう。
右下にあるS極から一番遠いところにあるのがS極となるべきである。
ということで対角にある左上の部分がS極である。

まとめると馬蹄形磁石の極は、
左上:S
左下:N
右上:N
右下:S
である。

「異極吸引」はどうか。
図を描けば一目瞭然だ。成立している。何一つ矛盾はしていない。

以上から、1つの馬蹄形磁石に対して「同極反発・異極吸引」が成立した。
前回の文書「バーグの馬蹄形磁石の図」で書いたことと一致する。

では2つ以上の磁石については「同極反発・異極吸引」は成立するか?
考えてみてほしい。

(4)"既存科学に於いても確実に間違っている言葉"はどれか?
次回からは次のテーマを話していく。
・方位磁針での実験
・2つの馬蹄形磁石による実験
・極性再考察
2つの実験によって新たな事実が浮かぶ。
極性とはいったい何か。

この文書内で"私がわざと書いた言葉"を言っていただきたい。
それは文の流れからはずれているようだが、十分意味を持っている言葉である。
磁気を考える上で見過ごしてはいけない言葉なのだ。
2つの実験が終わった段階で、あなたは明確な答えを言えるはずだ。
今この段階でも指摘することは可能である。


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