30648倍


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投稿者 瑠璃 日時 1999 年 10 月 04 日 20:22:16:

もともと没だったこの文書。やはり書き込む事にしました。
なんらかの参考になれば良いのですが。

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とうとう人為的な事故が起きてしまった。
30648、この数字が凄まじさを物語っている。

「物体がどのくらい放射線を吸収したかをしめす量を吸収線量といい、国際単位系に属するグレイで表す。1グレイは1キログラムの物体が吸収した放射線のエネルギーが1ジュール(J)であるときの吸収線量である。放射線医学に貢献したイギリスの物理学者グレイの名に由来する。
現実問題として吸収線量が1グレイでも、物体や放射線の種類がちがえば、その影響もちがってくる。たとえば生物がガンマ線を吸収したときと中性子線を吸収したときとでは、同じ吸収線量でも中性子線のほうが影響が大きい。線量当量は放射線防護の目的でつかわれる量で、吸収線量に放射線の種類そのほかに依存する係数をかけてあらわしている。国際単位系のシーベルトは、放射線をうける生体1キログラムごとに何ジュール相当のエネルギーがとりこまれるかをあらわす。」
"放射線の単位" Microsoft(R) Encarta(R) 97 Encyclopedia.
(C) 1993-1997 Microsoft Corporation. All rights reserved.

数式では次のようになると思う。
1[Sv] = 1[J/kg] = 0.238[cal/kg]
(1キロにつき0.238カロリーの放射能を浴びているということ)

天然に存在する放射能の影響は年間で1ミリシーベルト。
日常生活で身体に取り込むことが可能な量(許容量)である。
A = 1[mSv/kg/year] = 0.001[Sv/kg/year]
これを1時間あたりにすると、
A = 0.001/365/24[Sv/kg/hour] = 1.142×10^-7[Sv/kg/hour]

一方、昨夜放送時(9/30夜)の測定値では1時間に3.5ミリシーベルトと聞いた。
B = 3.5[mSv/kg/hour] = 3.5×10^-3[Sv/kg/hour]

この測定地点では通常の何倍の放射能を浴びることになるのだろうか。
B/A = 30648[倍]

この数値が出たときにはぞっとした。
何か、何かしなければと思いつつ、何もできない自分の非力さが恨めしかった。
こんな時どうすれば良いのでしょうか。誰か教えてください!

放送では通常の7〜8倍と言っていたので、単位が間違っている可能性がある。
原子力に関する資料が無いため、情報があったら教えていただきたい。

それにしても、TVで「シーベルト」という馴染みのない単位を使っていたことに抵抗を感じた。
パニックをおそれて伏せたことも考えられるが、その後も説明はない。なぜなのか?
人命救助は最優先であるが、
大衆が状況を正確に把握すること、原子力の正しい知識を知ることは現代において急務だと思うが。


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