テレパシー体験


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投稿者 shimizu 日時 1998 年 7 月 13 日 22:20:59:

 
 もう20年近く前のことだった。兄は以前から不思議な話には関心があって、兄と私は小さい子供の頃からUFOの事やテレパシーのことで話をすることがあった。
 東の空がとても澄んでいて、部屋の窓から星がよく見えた深夜には、たぶん木星だったと思うが、夜空に際だって輝く星に向かって、「動け、動け。」と二人で声を出し、テレパシーを送った事がある。わずかに動くようだ。しかし、確証はもてない。このときの兄は真剣だったと思うし、見えない不思議なものに対しする畏敬の念は強かったと思う。
 そんな兄であったが、彼が独身であった頃はよく酒を飲んでは、ふざけて絡んできて安眠妨害もあり、ちょっと迷惑なときもあった。兄が東京に出ていたために里帰りに帰ってきたときには人騒がせで、そのペースについていけないものだった。
 
 そんなお盆の頃のある夜、いつものように大酒を飲み帰ってきた兄は突然、テレパシー練習をしようと言い出した。もう、ぐでんぐでんの酔っぱらいである。「なんで」と聞くと「今日は調子がいいから」という。兄は布団に仰向けに寝ていた。
まあしょうがないか、といった調子でESPカード(テレパシー練習に使う五種類のカード)を取り出した。
 試しにカードの一枚を思念して送ってみると、正解。続けて2,3枚とも正解となった。ギョッとして、当たったという驚きに心臓が大きく鼓動を打った。
そのうちに兄は枕元に並べていくようにと言った。部屋は薄暗く目を凝らさないとカードの絵柄は確認できない。枕元で音を立ててくれと言うのである。あとで聞けば、その音の出た瞬間に絵柄が見えるそうだ。5枚並べたカードを順に音を立てて行く。すると次々に当てて行くではないか。何度も繰り返すが鮮やかに当てていく。今度は部屋を出て兄の見えない場所から思念してカードの絵柄を送ってみた。これも正解で、この日は100%の正解であった。結構な時間をかけて行ったテレパシー実験は私にとって忘れられない記憶となって残ったのである。確かに人にはテレパシー的な能力は潜在しており、いつでも本人がその気になればその能力を発揮できるのではないだろうか。
最後に兄に聞いた。その答えがすべてを物語っているのではないだろうか。「なんでそんなにあたる」と聞くと、「観念が麻痺しているからだ」と言うのである。
確かにこの日の兄は大酒で酔っていた。きっと楽しかったのだろう。自由な開放的な気分になっていたと思う。その事を兄も指摘していた。
私たちは酒によらないで多くの観念に対して開放的になって自由にならなければならないと思います。観念は時として私たちを縛る牢獄となります。本来の私たちは自由で美しい調和の中にはぐくまれていることでしょう。
テレパシー現象は確かにあります。私たちは今後どのようにこうした現象に向かい合って行けばいいのでしょうか。




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