月と核


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投稿者 松本 日時 2002 年 11 月 04 日 21:44:50:

回答先: 月着陸 投稿者 松本 日時 2002 年 10 月 06 日 13:24:20:

∇昔は無茶なことを行ったり、考えたりした
ことが多かったようです。

「太陽,ケネス.R.ラング,1997年,原書1995年」

・ある時期において,宇宙空間に変動を与えること
を目的とした核兵器の高高度爆発実験が行われて
いたことがある。
科学者たちは,ヴァン・アレン内帯の中で核爆発を
起こさせ,それによって注入された粒子が引き起
こすオーロラ活動を研究することを提案した。
軍の側も,そのような核爆発によって発生する物質
が人工衛星を破壊したり,長期にわたる無線通信障害
を引き起こすことが予想されるため,この実験を
全面的に支持した。
1958年から1962年にかけて,米軍によって原子爆弾
の高高度爆発実験が数回行われ,素晴らしい人工
オーロラの発生が見られた。
しかしこれは有害な放射性物質を世界中にまき散
らす結果となり,現在ではこのような実験を行う
ことは,国際的な取り決めによって禁止されている。

・振り返ってみると,この一連の核実験計画では
とても信じられないことまで考えられていた。
その中でも,著名な化学者であるユーリー(Urey)
が提案した計画ほど驚くべきものはあるまい。
彼は月面に原子爆弾を送り込んで爆発させ,地球
まで飛んできた月の岩石のかけらを回収しようと
考えていた。
ノーベル賞受賞者でもある彼は,1956年に自らの
言葉で次のように記している。

「軍事目的に利用されている原子力エネルギーと
大陸間弾道弾の平和利用として,原子爆弾を月面
に送ることがある。
爆発によって月面の物質の一部分が月面から飛び
出すため,新鮮な月面物質を地上で回収できる
ことが期待される。」

・なるほど原子爆弾の平和利用であることには
間違いない。幸いにもこの後,米国は原子爆弾
ではなく人を月面に送ることを決定し,これ以上
宇宙の平和を乱すことなく月の標本を安全にもち
帰ることができたのである。

・現在においても,かなり有効な宇宙能動実験が
継続的に行われている。
水は水蒸気となって上層大気層へと上昇して空中
にあるイオンを中和する結果,文字どおり空に
”穴”を開けるが,科学者たちも特定の周波数を
もった強力な電波を空に向けて発射して上層大気
に穴を焼き広げ,電離した上層大気(電離層)の
中の波動にエネルギーを注入して激しい振動を
発生させる実験を行っている。



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