Re: 負のエネルギー


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投稿者 松本 日時 2001 年 1 月 06 日 09:25:00:

回答先: Re: 負のエネルギーについて 投稿者 くみ 日時 2001 年 1 月 05 日 14:22:42:

|> 相対論的な波動方程式から負のエネルギー解が
|> 示される。しかし現在は無視され対して議論に
|> なることはない。その負という矛盾が問題
|> だからである。負などあるのだろうか。

|> E=mc^2より電磁場のエネルギーが負であるとき
|> 等価的に負の質量とみなせる。そのとき万有引力
|> の式F=m1m2r^(-2)より斥力が発生している可能性
|> がある。

|> 負の電磁場エネルギーは周囲の電磁的エネルギー
|> (例えば光り)を吸い込む。

∇負のエネルギーを持つものとして議論されている
一例としては、”エキゾチックな(異様な)物質”
があります。簡単に整理すると下記のようになり
ますが、まだ議論の段階のようですね。

1.重力(時空湾曲)は質量によって作り出される。
2.質量とエネルギーは等価である。
3.よって、重力はエネルギーによって作り出される。

 エキゾチックな物質は、ワームホールを通る光線
の基準系で測れば、負のエネルギー密度を持つことが
できるが、ワームホールの基準系で測れば正のエネル
ギー密度をとなる。

 われわれ人間がこれまで出会った物質は殆ど全てが、
どの基準系でも正のエネルギー密度を持っていたので、
物理学者は長い間エキゾチックな物質は存在できない、
と思い込んでいた。

 が、1974年にホーキングは、ブラックホールの
近傍では真空のゆらぎはエキゾチックであること
を推論している。
 
 尚、カシミール効果は、空間に境界を設けること
で負のエネルギーを生み出す方法であるが、研究者
が測定しているのは、負のエネルギーの間接的な
現象である。
 
詳しい説明は下記の文献を参照してみて下さい。
「ブラックホールと時空の歪み;キップ・S・ソーン」
「日経サイエンス2000年4月,ワームホールと負の
エネルギー;フォードとローマン」



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