Re: L体の生命体


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投稿者 松本 日時 2000 年 12 月 20 日 22:59:48:

回答先: Re: L体の生命体 投稿者 星は何でも知っている 日時 2000 年 12 月 17 日 21:35:59:

|> L体の生命体とS体の生命体、どちらが優位。
|> とゆう問題ではないのではないでしょうか?
|> たとえば、狩猟族がL体の生命体、農耕族はS体の
|> 生命体とします、どちらも生きるための営みとすれば
|> 是非を論じることは、難しいと思います。

∇確かに、この話は、L体とD体の是非を論じた
ものではありません。自然界における非対称性の
起源についての話ということだと思います。
 他の書籍にもこの説明がありましたので、下の
ほうにつけておきます。

|> しかし、アダムスキーは農耕民族の思想や生き方に
|> 一種の憧れを抱いていたのではないでしょうか?
|> 私たちわ、狩猟時に快感を覚える種族よりも、種
|> を蒔き、芽が出る事に慶びを感じ、それらが
|> 成長してゆくさまを、慶ぶ種族であることに
|> もっと、自信をもち、世界に広めようとする姿勢
|> こそが、21世紀には必要ではないでしょうか?!

∇右脳と左脳とはお互いに密に連絡を取り合っていま
すが、個人によって、右脳が主導権をもっている人と、
左脳が主導権をもっている人に分かれます。
 しかし、どちらの脳が主導権を持とうが、主導権を
持たない反対側の脳がそれを補うようになっています。
 ご存知のようにどちらか一方だけではうまく機能し
ないのです。
 同じように、狩猟民族的な考えと農耕民族的な考えは
相補的に必要とも考えられます。
 もちろん片一方だけが、強くなり過ぎると問題を
起こしてしまいますので注意が必要ですが。
 このようなマクロなレベルの話は、前に述べた
分子レベルの非対称性とは話が異なるとは思います。

∇「自然界における左と右;マーティン・ガードナー」
 今日までのところ、一個あるいは複数の半生体分子
がはじめてできたとき、どうして特定の向き方(カイラ
リティ)をもつに至ったかは不明である。すでに見た
ように、生体内のアミノ酸はすべて一様に左巻きである。
このことによって、タンパク質のらせん構造の巻き方が
一様であることが十分に説明される。ヌクレオチドが
自分の左巻きのひねりを核酸のコイルに伝えることに
ついても同じことである。もし、自己複製のできる最初
の分子がかりに何かの偶然で、右巻きではなく左巻きで
あったとしたら、そのときはもちろんその複製はすべて
左巻きである。これでアミノ酸やヌクレオチドが一様に
左巻きであることの説明がつく。非対称性からは非対称
性が生まれる。最初の分子、つまり分子の「アダム」は
自分と同じ巻き方のタンパク質とのみ結合する。当然
その複製は何代にもわたってその同じ向きを受け継が
せることになる。もし、自己複製能力をもった最初の
分子の巻き方が逆であったとしたら、すべての生命は
「反対巻き」になっていたであろう。




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