Re: タイムマシンの可能性


[ フォローアップ ] [ フォローアップを投稿 ] [ 「(4)宇宙と自然科学」 ] [ FAQ ]

投稿者 松本 日時 2000 年 11 月 28 日 23:55:11:

回答先: Re: タイムマシンの可能性 投稿者 YOSHIMI 日時 2000 年 11 月 28 日 17:32:32:


|> ・・・タキオン、ソリトンと出そろってきても、
|> タイムマシンは、まだまだ・・・難しいのですね

「タイムトラベルについて」
”超空間;ミチオ・カク”にもタイムトラベルの話が
載っていましたので、ついでですので、紹介します。
・ワームホールは確かに興味深い研究対象ではあるが、
超空間理論に関連して最も好奇心をそそられるのは、
やはりタイムトラベルの問題だろう。映画の「バック
トゥザフューチャー」では、マイケル・J・フォクス
扮する少年が過去へ行き、まだ結婚していない10代
の若者である両親と出会う。困ったことに、彼の母親
は彼に恋をし、彼の父親を相手にしない。そこで、
両親が結婚せず子どもが生まれなかったら、彼はいっ
たいどうなるのかという重大な問題が生じてくる。
 伝統的に、科学者はタイムトラベルの問題に懐疑的
な立場をとってきた。現代科学は因果律(すべての
現象には、その前に必ず原因があるという考え方)を
基礎として成り立っている。ところが、ワームホール
に関する物理学では、因果関係を破る現象が次々と現
れてくる。つまり、タイムトラベルが簡単に起こりえ
るということになる。問題となるのは、ワームホール
が、空間の離れた二点間だけでなく、過去と未来をも
結びつけてしまう点だ。
 1988年、カリフォルニア工科大学の物理学者である
キップ・ソーンらは、無謀ともいえる驚くべき見解を
発表した。タイムトラベルは可能であり、しかも、
それはある特定の状況下で発生するというのだ。彼ら
がこの見解を発表したのは、名もない雑誌ではなく、
一流の物理学雑誌「フィジカルレビューレターズ」だ
った。単なるマニアではなく、著名な物理学者らが、
時間そのものの流れを変えるという見解を科学的に
展開したのは、このときがはじめてだ。この論文の
理論的な基礎は、ワームホールは異なる時間上に存在
する二つの領域を結びつけるという単純な考えだ。そ
うすると、ワームホールによって現在と過去が結ばれ
る可能性が出てくる。しかもワームホールを通れば、
ほとんど瞬間的に空間を移動することができるので、
時間を遡ることも可能だと考えられるのだ。H・G・
ウェルズの「タイムマシン」には、ダイヤルをひねる
だけで主人公をイギリスの遠い未来へと連れて行く
装置が描かれているが、ワームホールはこのような
ものとは異なる。ワームホールを発生させるためには、
膨大な量のエネルギーが必要だと予想されるが、この
ようなエネルギーを得ることは、技術的に見て、今後
数世紀の間は不可能だろうと考えられている。・・・



フォローアップ:



フォローアップを投稿

氏名:
E-mail:

タイトル:

コメント:


[ フォローアップ ] [ フォローアップを投稿 ] [ 「(4)宇宙と自然科学」 ] [ FAQ ]