Re: 宇宙の見えざる次元


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投稿者 松本 日時 2000 年 10 月 29 日 10:26:56:

回答先: 宇宙の見えざる次元 投稿者 コスモス 日時 2000 年 10 月 28 日 07:08:18:

|>  日経サイエンス12月号に上の題で、宇宙論、特に重力に関する謎を
|> うまく解くことできる、宇宙の構成を表すモデルが紹介されています。
|>  この新しい宇宙モデルの特徴は、
|>  1) 宇宙空間の構造として、4次より高い次元が存在する。
|>  2) 電磁波や粒子は3次元空間内を移動するが、重力波動は4次以上
|>   の高い次元の宇宙構造を伝わることができる。
|>  3) 4次より上の次元の構造の厚みは1mm以下と推定される。
|> の3点です。

|> と簡単に言われても、宇宙論に馴染みの無い人には何がなんだか分かり
|> ませんね。
|>  3次元以上の空間を説明するとき、次数を下げてモデルを考えること
|> が良く使われます。4次元の宇宙構造を円筒(3次元構造)に例えると
|> 宇宙空間(3次元空間)はその円筒の表面(2次元空間)になります。

|>  そしてその円筒が筒状になっていて、厚みが1mm以下だというので
|> す。重力のみがこの4次元構造の厚さ方向に伝わり、その距離に応じて
|> 減衰しますが、その距離が非常に短いので3次元空間のみを伝わる場合
|> とほとんど差がないことになります。
|>  ただし非常に短い距離で作用する重力を測定すれば、4次以上の構造
|> から生じる違いを観測できるはずなので、その実験が計画されており、
|> 2010年までにはこの宇宙モデルが検証されるだろうと筆者は述べて
|> います。

|> この記事を読んでみて、私なりの感想では
|> ・アダムスキーが「生命の科学」の中で4次元空間に言及している。
|> ・高次元を仮定すれば、3次元空間内で瞬時に波動が伝わることが説明
|>  できる。
|> の2点に結びつくので、地球人の科学が重力の謎にまた一歩近づいたの
|> ではないかと期待しております。

|> まだ生きてます。コスモス。

コスモスさん、興味深い記事の紹介ありがとう
ございます。さっそく、住んでいる田舎から電車に
乗って30分ほどの本屋で日経サイセンスの12月号
を買って来ました。

「2000年12月の日経サイエンス」
 20世紀最後の”SCIENTIFIC AMERICAN 日本語版”
のため、21世紀の課題という特集も記載されていま
すが、それ以外にもおもしろい記事があったというこ
とですね。

「宇宙の見えざる次元」
 四次元空間の宇宙について、実験によって確認する
アイデアを重力に関する疑問点に求めたというおもし
ろい内容ですね。
 確かに、重力の強さを小さなスケールで行ったこと
は今までなかったのですから、見逃していたことです。
 つい常識的に、重力は距離の逆二乗則に従うというこ
とが、どの距離のスケールでも同じであるという暗黙
の了解があり、固定観念になっていたということで
しょうか?

 実験で確かめてみないとわかりませんが、もしも当た
っていたら、宇宙に関する見方を大幅に変えることにな
り、パラレルワールドの存在は?、意識の問題、EPR
問題、観測問題など、いろいろな係わり合いが考えられ
そうですね。

 ついでですので、昔、ファインマンがカルテクで行った
重力の講義になぜか金星人が登場していましたのでちょっと
一部を紹介します。

 ”我々のアプローチをフィクションの世界で説明して
みよう。たとえば金星のような宇宙のある小さな領域で、
科学者は、我々が核子や中間子などについて知っている
ように、宇宙の他の数十個の場についてすべてを知って
いるが、重力については無知であったとしよう。
 そして突然、驚くべき新実験が行われ、2個の巨大な
電気的に中性な物体は、非常に非常に微弱な力で引き合
っていることがわかったとしよう。
 金星人は、この驚くべき新事実を説明するために何を
するだろう。おそらく彼らは、すでになじみ深い場の理論
を使ってこれを解釈しようとするだろう。・・・・・・
 第一に、この引力は逆二乗則に従うという事実がある。
我々にとってこのことは、惑星の軌道の研究から、非常に
正確にわかっている。また、この力は物体の質量に比例
することもわかっている。・・・・・・・・・・・・・」
「ファインマン講義 重力の理論;岩波書店」より
 
 この時点では、小さな(例えば1mm程度)距離スケ
ールでの重力の大きさの測定は考えられなかったようで
すね。30才前の若い頭脳がこのような、斬新なアイデア
を生み出すことが多いようです。固定観念の他、年を
とると脳細胞が減ることも関係あるのかな?

「発見相次ぐ太陽系外惑星」
 前面通過法や、視線速度法でゆらぎを見つける
など観測手段を組み合わせて地道な発見が進んで
いたのですね。 




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