疑問その1


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投稿者 松本 日時 2000 年 9 月 23 日 09:36:20:

「疑問点の抽出その1」
 宇宙における基本的な事柄はわからないこと
だらけですが、専門分野によって色々と違った
見方をしているようですね。
 最初は素粒子の分野から。

”クォークはチャーミング”原書1988年
(シェルダン・L・グラショウ)日本語訳1996年
に記載されていた未解決の疑問です。
 原書は1988年ですので、今ではいくつかの疑問
は解答が得られたかも知れませんが。

・重力だけが統合されていない
 量子色力学と電弱理論は、いわゆる標準理論を
なす。それはすべての素粒子の力、強・弱・電磁
相互作用のゲージ理論である。基本的な素材には
二種、物質の粒子(フェルミ粒子)と力の粒子
(ボーズ粒子)がある。ミクロの世界のあらゆる
不思議な現象は、これらの粒子間の複雑な相互の
働きかけなのである。
 物質の粒子は、少なくとも三つの「世代」を
なす。それぞれのフェルミ粒子の世代は、二つの
クォーク(それぞれ三つのカラーで)と二つの
レプトン(ひとつは帯電し、ひとつはニュートリノ)
から成る。世代はそれぞれの成員の質量以外は
そっくり同じ構成である。地上および天体現象の
ほとんどすべては、第一世代の最も軽いフェルミ
粒子だけで進行する。
 力の粒子は、光子・グルーオン・三種の最近
発見された弱い力のベクトル・ボソンおよび
ヒッグス・ボソンから成る。
 光子は、電子とその反対に帯電した原子核を束縛
して、電気的に中性な原子を作る役目を果たす。
 電磁力の弱い残留力は原子の間に働いて化学親和力
となり、分子や読者諸君や私のような分子の大きな
集合体を作る。・・・・・・・・・・・・・・・

「残された未解決の問題群」
1.なぜそんなにたくさんの基礎粒子があるのか。

2.なぜそんなに多くの決まらないパラメータが
  あるのか。

3.重力をどのようにしてこの物理像に包み込む
  のか。

4.どうして少なくとも三つの世代があるの
  だろうか。

5.全部でいくつ、世代があるのであろうか。

6.なぜ世代はそんなによく似ているので
  あろうか。

7.なぜフェルミオンの電荷は今あるとうり
  なのであろうか。

8.なぜ非常に大きい数が理論の中で基本的な
  役割を演じているのであろうか。

9.光子は実際に質量ゼロであろうか。

10.ニュートリノは実際に質量ゼロであろうか。

11.磁気単極子は存在するだろうか。

12.陽子は永遠に生き伸びるだろうか。




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