Re: 量子そろばん。


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投稿者 瑠璃R 日時 2000 年 7 月 15 日 17:06:51:

回答先: 量子そろばん。 投稿者 スターダスト 日時 2000 年 7 月 15 日 13:54:42:

この話は去年読んだような気がします。
なんかの科学誌だったと思う。西洋の学者でした。

量子は観測者によって挙動を変える。不確定性だ。だから暗号に適している。
が、双方がその装置を持っていなければ意味がない。そんなに確実に情報をやりとりしたかったら、命を賭けた諜報部員を派遣すれば良いのだ。今は情報の時代と言われ、コンピュータの電磁波を捉えて複合化し、画像にすることも容易である。日常、企業秘密のハッキングが行われているのだ。建物全体を電磁シールドしている会社などほとんど無いからだ。

私はとても疑問である。
「秘密」をつくるために暗号を使うのだが、
暗号の面白さに比べて内容がたいしたものでは無いことが多い。
ハッカーの動機はその"面白さ"だろうな。
だが、解いた内容が「核ミサイルを発射せよ」だったら、どうなるのだろうか?
「秘密はヒ・ミ・ツ」という幼稚な考えで、
ひとつの星系を破壊する兵器を使うことも考えられるのだ。
機密保持のための暗号化技術が情報通信の先端にある限り、未来があるとは思えない。
問題は使う人間にある。コンピュータはただの暗号機械では無いのだ。

また、量子の制御は難しいと書かれているが、
これは磁気の謎を解明すれば、精度に関わらずうまく制御できるだろう。
「また磁気か?」と思うかもしれないが、しょうがないね。
一種の癖だ。歯ぎしりでもしてくれ。(^_^;;;)

shimizu様が内容を書き換えていなかったら、の話だが、
技術者の口から平然と「テレパシー」という言葉が出ているのが面白い。
今はこういう時代なんだよねぇ。

私が考えたネタを明かしてしまおう。
技術者の方が読んで発想を得られたら、是非実現してもらいたい。
もはやアイデアのばらまきである。(笑)

今の半導体メモリは2次元で構成されている。
トランジスタやFETをマトリックス状に並べて、
x軸、y軸にそれぞれ電圧を与えて各素子の情報"0""1"を決めている。

これに対し、3次元結晶メモリという考えがある。
「スタートレック Next Generation」でもそういう装置があったし、
井上直久さんの「イバラード」の世界にも"シンセスタ"という鉱物がある。
昨日やってた映画「ターミネーター」にもあった。
シュワちゃんが演ったターミネーターの頭脳にもこれ(黒いチップ部品)
があることが続編「T2」で明かされ、物語の本筋になっている。

3次元とは名の通り拡がりを示す。
x軸、y軸、z軸に従って3次元状に結晶が並んでいる。
単純に1列にnビット並んでいればn^3の情報量を持つわけで、
現在のLSIチップは蟻から見た象の大きさになってしまう。
ちと大げさだが、それぐらい多くのデータを扱えるということだ。

同じようにxyz軸の電圧で制御すると時間がかかってしょうがない。
そこで量子の波動的側面を利用するのだ。

「量子ビリヤード効果」
これは私が勝手に付けた名前だ。既に似た話があると思う。
技術者の方が読んで「できそーだ」と思ったら、是非実現してもらいたい。
今の私じゃまず無理なのでね。
さらにアイデアのばらまきである。(笑)
情報なんぞタダに決まっておる。でなければネットの意味は無いね。

ビリヤードでは手玉ひとつで複数の的玉をポケットに入れるテクニックがある。
最終的には、玉が止まったときの状態が情報を示す。
的玉が次の的玉を狙うようにすれば複雑になっていく。
たったひとつの手玉で、ある程度の複雑さをつくる事が可能なわけだ。

これを3次元でやれば相当量の情報も短時間で処理できる。
量子の変化を先の先まで計算できれば、最短手順、最短時間で最大の情報を扱えるのだ。
水面に水滴で波紋をつくることを考えればわかりやすい。
水滴の落とし方によって波紋が違ってくるわけ。
落とす順番を変えれば、全く意味が変わってくる。

これはもうソフト上で暗号を組んでいるのではなく、量子そのものが暗号化を行っている。
物性的な限界速度で伝達が可能となるのである。

実はこれ、別の意味では既に行われていることなのだ。
半導体への不純物ドーピングだ。
エネルギー準位を変えるために不純物を打ち込み、n形、p形をつくっている。
エネルギー状態が違うということだ。それはつまり情報にもなるのである。理論的には。
このnpの組み合わせでダイオード、トランジスタなどができているわけだが、
いずれも2次元的な回路である。
そして、現在のLSIは2次元平面を重ねた構造になっている。
どうやっても平面的な考えなのだ。
これを3次元立体にすれば良い。
未だできてないのは、ただ製造技術が無いからに過ぎない。

言葉通り、量子を手玉にする。
近い将来実現するだろう。
つくれない物は想像できないし、想像は創造につながるからだ。


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