Re: ねずみの時間はらむじの時間


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投稿者 松本 日時 2001 年 4 月 01 日 13:38:06:

回答先: ねずみの時間はらむじの時間 投稿者 らむじ 日時 2001 年 3 月 31 日 22:12:08:

|> 「ねずみの時間と象の時間」という本が
|> ありましたが、(私は読んでいません)
|> おそらくねずみは短命でもちょこまかと
|> 動くので、その生涯に体験した物事の数は
|> 象に匹敵するというようなことでは
|> ないでしょうか。  松本さん[HELP]

∇「ねずみの時間と象の時間」という本は見て
いませんが、下記の本の説明では、反射や運動の
機敏さよりも神経活動の速さから考えると、
ねずみも象も思考の速さは同じ(知性は異なる
ので、質はちがう)なので、ねずみの主観的時間
は短いとなっていますが、実際にねずみが感じて
いる主観的時間を実験によって調べたデータと
比較する必要があります。
 人の場合、感じる主観的時間は、時によって
まちまちではないでしょうか。子どものころ
など若い時期、大人になってから、また高齢に
なった時など、時間の経つのが違って感じられ
るのが普通のように思われます。
 また、下記の本にあるフィラデルフィアの心理
学者の実験の結果を見ると(人が周りの環境から
隔離されてしまった場合)、人が感じる時間は
時計に簡単にだまされてしまうといった例がある
ように、人が感じる主観的時間というのは周囲
の影響も受けやすい性質があるようですし。
 「分離された時間と空間」という感じ方と
「時空」という感じ方と、どちらが真実の宇宙
の姿を感じているのかという問題もあるようです。

「時間について,ポール・ディヴィス,1997年,
原書1995年」主観的時間より
・ここで取りあげた魅力的な実験の説明が何であれ
(そして、それらが単純なものでないことを私は
疑わないが)、時間の明白な概念の構成は高次の
心的機能である点では大部分の心理学者の意見は
一致している。人間だけがこのような豊かに発展
した時間の観念をもっていることもありうる。
時間経験のもっと低次の側面のいくつかが多くの
動物に共通しており、それが生体の活動を調整し
ている内部のさまざまな生命時計に由来している
ことは言うまでもない。生物学者スティーブン・
ジェイ・グールドは、これらの時計、ひいては生命
のペースが身体の大きさに敏感に依存していると
いう興味深い事実に注目した。

※われわれはごく幼いころから、絶対的なニュー
トン時間を、合理的で客観的な世界の唯一の妥当
な物差しだと見なすように訓練されている。われ
われは均一にチクタク進む台所の時計をすべての
事物の上に押しつける。われわれはハツカネズミ
のすばしこさに驚き、カバののろまに退屈する。
しかし、どの生き物も、それ自身がもつ生命時計
の適切なペースで生きている。
 小さな哺乳動物は速く時を刻み、素早く燃え、
短く生きる。大きな哺乳動物はゆっくりした
ペースで長く生きる。それら自身の体内時計で
測れば、大きさの異なる哺乳動物も同じ量の時間
を生きている傾向がある。

・ここで言及されている活動のペースには、呼吸、
心臓の鼓動、食物の代謝の速さが含まれる。これ
らの機能は寿命の期待値と同じく、体重に対する
正確で数学的なスケーリングの法則を示す。たと
えば、あなたのペットのハツカネズミの心臓は
あなたよりも数倍も速く拍動する代わりに、二年
かそこらで死ぬだろう。
面白いのは次の疑問である。二年しか割り当て
られていないハツカネズミはそれに対して、われ
われが七十年に対して感じるのと同じことを感
じるだろうか?言いかえると、心理的時間は
ハツカネズミと人間とでは、異なる速さで進む
のだろうか?

・私は第八章で、答は身体的反射あるいは筋肉
の機能よりも、思考の速さにより多く依存して
いると論じた。私の知るかぎりでは、すべての
哺乳動物は(神経活動の速さで測れば)ほぼ同じ
「思考の速さ」をもっているので、哀れなわが
ハツカネズミはてんてこ舞だとはいえ、本当に
短い寿命をもっているように見える。人間よりも
はるかに速く作動するティップラーのスーパー脳
のような知的コンピュータや、全然異なる代謝
過程と神経過程をもつ異星人については、これは
真実ではないかもしれない。もし、時間の経過に
関する異星人の主観的経験が、ティップラーと
ダイソンが想定していたように(第八章)、その
情報処理の速さに依存するのであれば、処理が
速ければ速いほど、異星人は単位時間のそれだけ
多くの思考と知覚を経験することになる−そして
時間もそれだけ速く経過するように見える。この
仮定は、中性子星の表面に住む、意識ある生物の
共同体の物語である、ロバート・L・フォワード
のSF「竜の卵」のなかで、楽しいやり方で利用
されている。このこじんまりとした異星人は生命
を維持するのに化学過程ではなく核過程に頼って
いる。核反応は化学反応よりもずっと速く進行す
るので、中性子星の生き物は非常に素早く情報を
処理するだろう。人間尺度の一秒は、この異星人
の何年にも相当する。この物語では、中性子星
社会は人間にはじめて接触したときにはかなり
原始的だったが、みるみるうちに発展し、たち
まち人間を追い越してしまう。

・心理的時間に対するこの単純な見方は魅力的
だが、粗っぽい単純化であることは疑いがない。
時間の主観的印象が明らかに、単に脳活動の速さ
の尺度であるだけに止まらないことは、フィラ
デルフィアの心理学者スチュアート・アルバート
の実験が証明している通りである。彼はボラン
ティアを部屋のなかに閉じこめたが、部屋の壁
時計は被験者に知らせることなく、二倍あるいは
半分の速さで進むように意地悪く調整されていた。
驚いたことに彼らはこのごまかしにさっぱり気づ
かなかった。彼らの心理機能は、加速あるいは
減速されたペースに自動的に適応した。たとえば、
記憶がテストされたが、時計が速く進んでいる
グループでは時計が遅く進んでいるグループに
比べて、記憶が速く失われることが見いだされた。
持続期間の推定も同じように修正され、「速い」
グループでは縮まり、「遅い」グループでは伸び
た。われわれの基礎的な神経学的および生理学的
な機能は、体内に埋めこまれている、ほどほどに
正確な神経的および化学的な時計によって調整さ
れているとはいえ、これらの時計は時間意識それ
自体とはあまり密接に関連していないように見
える。

・われわれの意識的な時間経験は個人的な自己
同一性の感覚の方により深く結びついていそう
だ、と私は信じている。時間の概念はもっと
原始的な生物的および認知的なサイクルよりも
ずっと遅れて、言語、芸術および文化と並んで
進化したのではあるまいか。だとすれば、この
複雑で手のこんだ時間の観念が、物理的宇宙の
客観的な記述でこれほど深遠な役割を演じている
ことがなおさら不思議でたまらなくなる。数学
と時間はわれわれが現に知っているような科学
を始動させた二つの偉大な抽象である。とちらも
より高次の人間知性の産物である。高度に派生的
なこれらの概念が、自然の基本的な過程にこれ
ほど実り豊かに応用されるのは、何とも驚くべき
ことではないだろうか。ガリレオ、ニュートン、
アインシュタインはいずれも、中心的な概念上の
柱として時間を選んで、物理的実在の科学的な
描像をその周りに打ち建てたのだった。にもかか
わらず、われわれが自分たちの心のなかを覗き
こんで、時間経験の基礎を見いだそうとすると、
それはこなごなに砕け、謎とパラドックスだけが
残るのである。
 唖然とさせられる時間の科学上の有用性の謎を、
日本の哲学者の戸田正直は、次のように巧みに
言い表している。

※時間が何であるかを知っている、と主張できる
ものは一人もいないように見える。それにもかか
わらず、物理学者と呼ばれる大胆な種族の人々が
いて、彼らの理論の基礎的な建築用ブロックと
してこの捉えにくい概念を用い、奇跡的にもそれ
がうまくいっている。彼らの部族の指導的な人物
の一人、アインシュタインという名の男が、
「いかなるものも光速よりも速く伝わらない
ような仕方で時間と空間を結合せよ、そう
すれば質量はエネルギーに等しくなるであろう」
といった風に聞こえる秘密の呪文を静かに唱える
と、見よ、原子はかつてない騒々しさで爆発した
のである。

・アインシュタインの時間は明らかに真理の一部
である。しかし、全体的な真理であろうか?
たとえば、戸田は、そうではないと考えている。

※物理学者がtというラベルのついたカプセルの
なかに、真に重要な何らかの要素を閉じこめるの
に成功したことに疑いはないが、彼らのカプセル
のなかに捉えられたのが時間のすべてでないこと
も同じくらい明白である。われわれの直観は抗議
の大声を上げて、時間は凍って静止している物理
的時間とは異なり、流れている、とわれわれに伝
えている。




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