Re: 闇の支配勢力


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投稿者 ニアコン 日時 2004 年 8 月 09 日 05:35:55:

回答先: Re: 闇の支配勢力 投稿者 ニアコン 日時 2004 年 8 月 08 日 19:31:19:

 以下の記事は、サイレンスグループの活動を述べた箇所です。
 何らかのご参考になれば幸いです。

●新アダムスキ全集第五巻「金星・土星探訪記」警告!、より

『私はロサンゼルスヘの旅をちょうど終わったところです。別な大陽系から来た異星人だと称する二人の男が私に近づいて来て、私たちの活動を讃え、彼らの本部ヘ一緒に来ないかと誘いかけてきました。しかし私は「行くな」という何かの声が響いたのを聞きました、その夜私はこの太陽系内の真実の異星人と会見しました。そして次の事実を知ったのでした。すなわち前記の二人は異星人ではないこと、しかし波らは宇宙活動のすべてに精通していることなどです。もし私がついて行ったならば彼らは私を拷問にかけてその結果無理に書類に署名をさせられ、そのために私ばかりでなくUFOの計画のすべては信用を失うことになったかもしれません。察するところ私が主な目標になっているようですが、これは彼らが私たちの計画目標に努力が傾注されないうちにまず私を失墜せしめる必要があるのです。
 ルーシー(訳注=アダムスキーの元秘書)が私のもとを離れたと声明して以来、ありとあらゆるデマや脅迫が私のところヘ来ています。そんな手紙類のほとんどを私はクズカゴのなかヘ投げ込みましたが、一通だけは保存しています。その手紙には、もし私がルーシーを一人にさせないならば彼らは私の顔を台なしにしてやるとあります。どうやらこれはルーシーの友人たちのようです。創造主のために帰って来たらどうかと私はルーシー宛に手紙を書いていたところです。きっとルーシーはこのことには関心がなかったのでしょう。しかしその離反によって彼女はサイレンスグループ(訳注=アダムスキーをやっつけようとする暗殺団体)に絶好の活動場所を提供したために、彼らは巧みにそれを利用しています。
 それで私があなたがたに注意したいのは、このような事態があなたがたにも起こらないようにして下さいということです。なぜなら彼らはきっと私たちの各グループを破壊できるところではどこでもそれをやるかもしれないからです。彼らは徹底的にやるでしょう。彼らがやめなければならないような方法は一つあります。それはルーシーが帰って来ることです。そうすればデマや脅迫ヘのドアーは閉ざされるでしょう。今のところこれは望みがないように見えます。もし事態が早急に変化しないなら私は別な手段を講じなければならなくなるでしょう。たとえそれが他のだれよりも私を傷つけることであっても──。しかし私はこの混乱をつづけさせないつもりです。したがっていかなるデマにもとづいて、いかなる行動をとられようとも、そのまえにまず私宛に手紙を下さい。私が今持っている、返事が出せない例の手紙に対して、とにかく私は何らかの援助を得る必要があるのです。
  一九六一年一一月二四日』。

●同書・第四章 バビロンの時代、より

『かつて私のところにいた助手が現在いませんので、手紙類が山積みしています。それで私はこのニューズレター(訳注=ハニーのニューズレター)を通じて多くの質問に答えることにします。私はサイレンスグループを恐れてはいないということをはっきり申しておきましょう。恐れているとすればこんな記事を書きません。
 私はブラザーズが来た本来の目的のために活動していますので、私がサイレンスグループの主な目標になっていることを知っています。私は右の目的を宗教、考古学、その他ブラザーズの真目的について大衆を混乱させるような分野と混ぜることはしないつもりです。この真目的を他の諸目的と混ぜる人は、混乱を望んでいるサイレンスグループに自身を貸しているのです。遺憾ながら私の最も親しい友人達のなかには故意にかまたは知らないでこんなふうに自身が利用されている人がいます。その結果、私たちの活動は少なくとも一年間阻まれてきました。
 私はサイレンスグループの行動についてこれまでに何も言いませんでした。それはワナにかかっている私の友人たちのだれかを傷つけることになるからです。しかしすでに完成した善良な人々を救うために、いつかこのことは必要になるかもしれません。実際にはサイレンスグループのために役立っているのに、自分が正義のために働いているのだと信じ込まされている人々もあります。サイレンスグループはこの種の欺瞞と宜伝の達人の集団です。私は世界旅行でこうした人々に個人的に接したので知っているのです。彼らは同好の研究家たちのあいだに背信や混乱を起こそうとしています。彼らは団結にこそ力が存在することを知っていますので、国家間と同様に同胞のあいだでも分裂を起こそうとするわけです。政府でさえもこの型の悪徳におちいりやすいのです。サイレンスグループは致命傷を与えようと常に打ってかかるでしょうが、私は地上で生きるのにただひとつの命しかないことを別段恐れはしません。
 グレン中佐の人工衛星について、多くの人がグレンの見た物(複数)について質問しています。これらの”物”がカプセルの側面に衝突するのを防いだのは一体何でしょう。あのカプセルは疑似真空の中を飛んでいました。というのは、あのスピードで空間を飛ぶ物はその周囲にそれ自体の空気層を生み出すのです。これはいわゆる空気のない空間でさえも起こります。するとカプセルの本体とその周囲の気層の間に真空状態が自動的に生み出されます。これが一種の保護層または”フォースフィールド”として作用し、飛んでくる物体がカプセルに衝突するのを防ぐのです。
 グレンが目撃した大きな物件(訳注=複数。ホタルの光のようであったといわれるもの)は、ある宇宙母船から発射された調査用小型円盤群で遠隔操作によって飛ばされていました。この円盤群はグレンの飛行ぶりの詳細を観察していたのです。もし具合のわるいことが起こってグレンの生命が危機に瀕するようになったとすれば、ブラザーズは彼を救ったことでしょう。グレンはあまりに速く飛び、そして忙しかったために周囲で発生している事柄を多く観察することはできませんでした。たとえ彼が円盤だということを知ったとしてもそれについて口外することは許されないでしょう。彼がいまだに軍務に服していて、軍の秘密取締下にあることを忘れてはいけません。』。

●同書・第四章 信念を持って前進しよう、より

『一九六一年七月二五日付で久保田あてに来た私信

 六月一八日付のあなたの各国GAPリーダー宛英文ニューズレターを私は読み終えたところです。あなたが手紙のなかで述べた”真実”に対抗して問題を混乱させようとしている人々のなかには、自分の自我がズボンよりも輝かしいためにそれをやっている人がいます。彼らは自分自身が取るに足らぬ人物であるがためにひとかどの有名人になりたがっているのです。またなかにはサイレンスグループに買収された人も多くいます。私がサイレンスグループというのは金でもって各国をコントロールしているのみならず、各教会をもコントロールしている金持ちのグループを意味します。それらのほとんどは教会にたいする多額献金者であり、教会は真実を大衆から遠ざけることによってこの金持ち達の意志を代行しているからです。しかしこのような暗躍にもかかわらず、われわれの活動は展開して行きます。われわれが大気圏外に一歩踏み出して行くごとにそれは真実と一致し、ウソを表面化させるからです。コンタクトしたと自称する団体のコンタクトマンたちのいずれもロケットによる新発見で支持されてはいないにかかわらず、一方、真実のコンタクトマンたちはその真実性が立証されています。私自身を例にあげますと、ジョン・グレン、カーペンター、その他ロシアの宇宙飛行士たちまでがあの”ホタルの光”として知られる物を見たと報告していますし、X−15 のパイロットたちも空間に物体を目撃したと報告し、そのなかのウォーカーは写真まで撮っています。加うるに、今日は多数の科学者が私の書物のなかに述べてある事柄を支持しています。ところが例の人たちのバカらしいコンタクト物語のいずれもこの新発見と符合してはいません。
 私はただ次のように申しましょう。すなわち、真実はいつか勝利を得ること、そして多数の人がいつか目覚めて自分たちがウソの物語やウソの予言などに時間を浪費していたことに気付くだろうと。このことはわれわれが予想する以上に早く実現するでしょう。そして私以外にも多くの正しいコンタクトが行なわれているのであって、このコンタクトマンたちのなかには黙々として仕事をやっている人たちもいれば、私のように公然と明るみに出している人もあります。私は自分を有名にしようというのではありません。ただ発生した事実を語っているだけのことです。
 あなたも知っているように私が世界講演旅行をしたとき、各国で私は政府の要人と会見しました。英国で私は国防関係の最高責任者と会い、食事を共にしましたし、ローマでも政府のトップマンと会って食事を共にしました。米国で私は上院の議長と話をしていますし、国連ではハマーショルド氏の右腕であった人々に、そして最近はハマーショルド氏の後継者の側近に状況を説明しているのです。この人々はバカではありません。私の話がウソであったり、私の体験が真実でないとすれば、この人々が私と関係を持つはずがないことはわかるでしょう。彼らにはそうするべき理由があるのです。フレッド・ディクソンやキーホーまたはあなたの指摘する日本のコンタクトマンのごとき人々が価値のある知識を持っていたとすれば、彼らもまた各国高官からその知識を求められるはずです。これでもうおわかりでしょう。』。

●同書・第八章 警告、より

『円盤研究会を混乱と無知の状態にするためにヴードゥー教と”魔法”を応用している心霊グループに関する事実についてかつてハニー氏が説明したことがあります。この多くは世界中で行なわれています。行なわれている多くの物事は関係勢力の存在を知らないで行なわれているということが私にはハッキリしています。これは法則の誤用によって傷つけられてきた人々を助けることにはなりません。神秘主義の分野における初心者は──現代の円盤到来事件以来多くの神秘主義初心者が出現しましたが──例の力がどのように応用されているかということに気づいていません。電気と同様にそれは喜びと死の両方をもたらすことがあるのです。
 現在誤用されたその力がヨーロッパで暴れまわっています。各新聞は多くの例を満載しています。スイスではフランスの新聞から引用した記事を読んだ一翻訳者が私の関心をうながしました。こんな物語は愉快どころの話ではありません。
 これらすべての背後にある原因は”対抗的想念”の悪用であるように思われます。これは多くの”ブライディー・マーフィー”的事件に似ていて、その場合初心者の手中にある催眠術の悪用によって無実の人々に多くの危害が加えられています。東アフリカから来た次の手紙はそのことをみずから語っています。(以下略)』。

●新アダムスキ全集第六巻「UFOの謎」第二章 オーストラリア、より

『私の飛行機がシドニーヘ着陸しようとしたとき、不愉快な出来事を予告するようなある不安感をおぼえた。大衆が真実を求めて渇望し、各講演会で大勢の人が入れなくて帰ったりしたことを私にたいする反対派は知っているので、とても会場内で黙って座っていないことは私にわかっていた。
 たまたまオーストラリアの各新聞社は私がニュージーランドで起こした反響に驚いたので、大多数の新聞社は私の講演を好意をもって報道していた。加うるにUFOと異星人問題に関する限り、神秘主義と心霊現象との虚偽性を私はくり返し指摘してきたので、以上のことはサイレンスグループにたいする大きな刺激となったのである。彼らグループはオーストラリアにおける私の講演を中止させようと決めたらしかった。
 UFO研究をやっている人たちはある一つの奇妙なパターンに気づくようになっている。それとも、それはほんとうに奇妙だろうか。私がどこで講演をしようとも、私の異星人とのコンタクトを否定するかまたは私を神秘主義の卑劣漢にしてしまおうとする者がいつもいる。他の自称コンタクトマンたちは概して新聞で叩かれることはほとんどない。おもな攻撃は私と私の証拠資料に向けられていた。
 UFO研究雑誌のなかには事実にもとづかないで私に関してゆがめられた虚偽の記事を掲載したのもある。多くのグループは霊界通信用文字板の周囲に座ったり降霊会に夢中になったりして、無意識にサイレンスグループのために役立っているのである。飛行機が旅客用タラップの置いてある停止位置まで滑走しているあいだ、以上のような考えが私の心をかすめた。私が反対派に提示した問題を彼らはどんなふうに扱おうとするのかを考えてみた。しかし私の疑問は数時間ばかりして氷解した。
 ブリスベンから来たゴードン・ジャミースンとロイ・ラッセルに会って税関ヘ案内された私がその事務所を離れたとき、一団の人々が私のほうヘ集まって来た。彼らは宇宙問題に熱心な人、UFO研究グループの幹部連、新聞記者などであった。
 紹介が済んだとき、記者会見が用意されていることを私は知った。記者団は私に多くの質問を発して、あとでこの国の訪問に関する記事を書いたが、記者のなかには私の談話をゆがめて、私が金星と火星ヘ行ったと称していると書きたてた者がいた。実際には絶対にこんな話しはしなかったのである! 記者会見が終わったとき私はどこヘ泊まるようになっているのかと尋ねた。このとき私は、私自身の意志は考慮に入れられていないという様子をはじめて感じたのである。
 かねてから私の秘書は、個人の私宅でなしにホテルヘ宿泊させていただきたいとはっきり連絡をしていたのだが、この申し出は完全に無視された。私は二カ所の宿舎の内一カ所を選ぶようにすすめられた。一つは市から遠方に住んでいる医師の家で、他の一つはあるアパートであった。私はアパートを選んだが、そのときそこが市の中心部からどれほど距離があるかを知らなかった。しかし選ぶとすればやはりアパートになるだろうということが後になってわかった。
 私を迎えてくれた女主人は占星家であった。彼女は占星学をUFO・異星人問題と結びつけようとしていた。この両者のあいだには何の関係もないのだと私は説明したが、彼女は筋の通った事実を認めようとはしなかった。多数の人と同様に彼女も自分の既成概念と異なるものならばいかなる考え方にたいしても心を閉ざしていたのである。
 シドニーのUFOグループのために講演の準備をしているあいだに、このグループは団体として私の主催者になりたがっていないことを私は知った。それでも彼らは講演を望んでいた。オーストラリアにいる外国人は就労許可を得る必要がある。講演というものは報酬が出ようが出まいが仕事とみなされている。この許可証はそれまで発行されていなかった。そしてそのグループは私が許可証を得るのを援助したがらないように見えたので私は気がかりになってきた。政府が私にシドニーで講演をさせてくれるかどうかはわからなかった。
 講演前の記者会見やラジオ、テレビの出演などのあいだも、状況が不安定のために講演のことについては言えなかった。講演会の時刻は迫っていた。切符は売られていたが、多数の入場希望者を会場ヘ入れることは不可能だろう。
 講演準備の責任を有している委員会は、就労許可など必要はないと主張し続けた。ここに至って私は用心深くなってきた。そして、彼らの行為は私を政府との紛争に巻き込むことによって講演旅行を中止させようという計画の一部であるにちがいないと感じたのである。私は許可なしに講演を行なうことを拒絶した。状況全体が一つの策略のように思われたが、後になって証拠が現れて私の信念を確証したのである。
 ついに一人の委員が就労許可を取って来たので、グループはシドニーにおける私の講演を主催してくれた。講演は非常な歓迎を受けたが、終わったときに私はフィルムを公開してよいという検閲局の許可証を持っているかと尋問を受けた。これには驚いてしまった。というのは、移民局との事前の打ち合わせでこの問題は解決済だと思っていたからである。
 許可証は交付されていないと私は答えて、官憲の許可が書面で来るまではフィルムを二度と公開しないからと述べた。しかしこの事件によって、今後の講演を中止させるか少なくともフィルムを公開するのを妨害しようとする別な手が打たれるかもしれないと私は警戒するようになった。
 私たちはついに検閲局ヘ出頭して、映写機を据え、フィルムを写して見せた。官憲はその映画にびっくりしたようであった。映写し終わってから許可証が発行された。今や紛争はおさまった。少なくともその町ではおさまったのである! ひとたび問題が解決して片がつくと、シドニーの人々は親切でおおらかであることがわかった。』。

●同書・第3章 ダーウィンからイングランドへ、より

『ロンドンヘの飛行はきわめて素晴らしいものであった。デスモンド・レスリーとジョン・M・レード氏が空港に迎えに来てくれて、かねてから予約がしてあったハイドパーク・ホテルヘ案内した。
 私はデスモンド・レスリーと夕食をともにして、それからBBCの番組『今夜町で』に出演した。翌日は日曜だったので、私はデスモンド・レスリーやその家族と一緒にすごした。彼らは私をロンドン市内の名所見物に案内してくれた。
 月曜日にはBBCのテレビ番組『パノラマ』に出演する予定になっていた。私が受けた知らせによると、この番組はイギリスで最も人気のあるテレビショーの一つであり、ざっと九〇〇万の視聴者があるという。私の出演は有名なイギリスの天文学者パトリック・ムーアとの対談の形式になっていた。
 われわれは早目に放送局ヘ到着して、ムーア氏が入って来たときには昼食をとっていた。私は彼に紹介されて番組ディレクターが彼を部屋の向かい側に呼ぶまでちょっとのあいだ二人は談笑した。番組進行の方法についてディレクターが彼に教えているようだった。私は落ち着いていた。なぜなら彼と握手をしたとき二人は友人同士だということをじかに肌で感じたからである。しかし彼はなさねばならぬ仕事があったし、有名な天文学の権威者として私に反対し、私の体験を偽りであると立証する必要があるかもしれなかった。彼はBBCネットワークで毎日出演する番組を一つ受け持っていたし、少なくとも彼の収入の一部はその番組にかかっていた。
 ショーが始まったとき彼は私の天文学上の知識で私を無資格にしようとしたが、この試みは不成功に終わった。その番組はあまりに短時間であったし、不幸にも世論は彼にそむいてしまった。最も辛辣な批評家でさえも翌日の新聞で私が”完全な威厳”によってその討論に勝ったと述べた。一般の反応はきわめて大きくて、ムーアはそのショーのために二カ月の休暇を与えられた。
 こんな結果に終わった彼にたいして私は気の毒に思った。と同時に、もし異星人からの援助がなかったならばムーアは公衆の面前で私を抹殺したかもしれなかった。私を陥れようとする彼の企てに応用された方法を見抜くには地球的な知識以上のものを必要とした。私の旅行中にもし私が異星人から忠告を受けなかったなら、私はすぐに屈服したかもしれない。
 人間としてまた科学者としてパトリック・ムーアに私は最大の敬意を表するものである。ショーが終わったあと、われわれはホテルヘ行った。デスモンド・レスリーと他に二、三の人が同行した。ホテルで一同はその番組について賛否両論からなる面白い討論をやった。
 私にはムーアがあの番組の結果に満足しているように思われた。今それを回想するのに、彼はあんなふうな結果に終わることを望んでいたかもしれない。というわけは、彼もまたH・パーシー・ウィルキンズ博士と同じく、月面上の危機の海の”橋”の実在を確証したイギリスの天文学者の一人であったからである。すでに何者かが月の橋を行動基地として使用していたことを彼は知っていたにちがいない。そして筋の通った考えとしては、その”何者”かは他の惑星から来た人々ということになる。』。

●同書・第五章 チューリッヒ事件、より

『五月二三日土曜日の夕方に私の汽車はオランダからスイスのバーゼルヘ到着した。スイスのUFO研究家ルウ・チンスターク女史が友人たちと一緒に駅ヘ私を迎えに来た。
 このきわめて友好的な人々が自己紹介を済ましてから一同はライン川沿いのきれいなホテルヘ向かった。町の中心にあるこのホテルからは川やあたりの美しい風景を見渡すことができた。
 翌日の日曜日に私はチンスターク女史の家でゆっくりとすごした。月曜日の朝、われわれはバーゼル警察と土地の各新聞社のために私のフィルムの特別試写会を開いた。火曜日にはチューリッヒ郊外の小さなホテルヘ車を飛ばした。
 オランダで掲載された攻撃記事はスイスの各新聞にも転載されつつあったので、私の友人たちはできるだけ私を援護しようとしていた。私は彼らの思いやりに感謝した。疲れていたし気分が悪かったからである。スイスの新聞記者達はオランダで出されたのと同じ質問を放って私を攻撃してきた。しかし私の応答も同じものであった。すなわち「最初に話し始めるのが女王の名誉である」という答えである。
 五月二六日、チューリッヒにおける第一回の講演は最大の成功を収めた。気の毒にも多数の人が座席がなくて会場ヘ入りきれなかった。講演が終わって多くの人が会場を出たとき、約二五名くらいの少人数の人々が質問をしようとして残っていた。
 一人の男が、聴衆から出された質問表のかわりに特別な質問表を出したと言ってチンスターク女史を非難した。また彼は私がホンモノのアダムスキーをかたる偽者だといって非難したのである! この人は騒ぎを起こすために聴衆のなかヘ座らされた人物であることが後にわかったが、明らかに彼は大勢の聴衆の前で気おくれがしたのだ。
 これはわれわれにとって組織化された抵抗の最初の警告となったが、この事件にかかわらず、われわれはチューリッヒの第二回目の講演を行なったのである。
 するとチューリッヒの警察署長が電話で私のフィルムを個人的に見せてくれと頼んできた。第一回目の講演ですでにフィルムを公開しているので、これは奇妙な要求に思われた。しかし私は指定の時刻に会おうと約束した。
 以前と同様に私は講演と映画の許可証の交付を申請した。そしてすでにチューリッヒでの許可を得ていたので、なぜ個人検閲が要求されたのか不思議であった。この真実の理由は、そのフィルムのなかの動かしがたい証拠がサイレンスグループを不安にし始めたからであると私は信じている。
 警察署長との会見は愉快だった。フィルムを見終わってから彼は「全く驚くべきもので、見て楽しかった」と語った。空中のかすかな光体などでなく、そのフィルムに金属の巨大な宇宙船が写っているのを見て、彼は驚嘆したのだと思う。
 映写が終わってから彼を署ヘ車で送るあいだ、彼はこの町の交通問題について話し、カリフォルニアではどうかと尋ねたりした。車を出たとき、次の講演会には部下を連れて出席するつもりだと述べて、これはすべての公開の集会にたいして慣例になっているのだとつけ加えた。
 チューリッヒの第二回目の講演日の朝、チンスターク女史と私は、ドイツの週刊ニューズ誌デア・シュピーゲルの記者二名ときわめて楽しくインタビューした。この記者たちは完全な英語で多くの質問をした。
 これまでのあらゆる懐疑的な評判にもかかわらず、デア・シュピーゲル紙はわれわれのインタビューの正しく翻訳された長い抜粋を掲載した。それにはある重要な部分が数個所はぶかれていて、”からかい気味な”物の見方はほとんどなかった。その会談は二時間以上も続いたので、内容の全部を載せることは不可能だろう。すべてを考えてみると、この雑誌は大いなる勇気と自主性を示していた。
 五月二九日の夕方、第二回目の講演会にチューリッヒ警察がやって来た。奇妙なことに彼らは制服のかわりに全員私服を着ていた。後にチンスターク女史によって発表された報告によると次のとおりである。
「七〇〇人の聴衆に混じって三〇〇人の学生が戦略的に座っていた。聴衆のジョージ・アダムスキーにたいする歓迎ぶりはあたたかく友好的だった。始まりはよかったが、学生たちは最初から巧妙な防害作戦に出てそれを次第に大きくしていった。始めは手を叩いたが、講演の一文句ごとに足を踏み鳴らし、今度は喊声をあげ放歌した。しばらくして聴衆の一紳士が静かにするようにと注意したが無駄であった。この大騒ぎはますます悪化して、学生たちはあたりヘ物を投げ始めた。まず聴衆に向かって投げ、次に演壇にいた私たちに投げ始めた。九時近くなって主催者側は警察ヘ連絡したが警官は顔を見せなかった。別な客が立ち上がって警察はどうしたのかと尋ねると、やっと一人の私服の男がゆっくりと立って言った。『おう、われわれはずっとここにいたぞ!』。彼は続いてかなり弱い声で学生と聴衆に力のない説教をした。このときはすでに聴衆の一部は学生群と乱闘を始めていた。右の男の説得はもちろん何の役にも立たなかった。場内の大騒ぎのために彼が警官だということに気づいた者さえなかった。演壇の横に座っていた人たちだけがこの事実を知っていた。私服の人々がこんな大騒ぎをどうして静めることができるだろう! 制服を着ていないこの警官連の態度についてはきわめていかがわしいものがあった。
 学生群は今度は果実を投げ始めた。私たちは進行することにきめてフィルムを映写した。会場が暗くされる前に、私は知っていたとおりにその内容を説明した。暗くなるまで会場内は静かになった。すると騒ぎがその極に達した。乱暴者たちは子供のラッパやその他騒々しい道具を用いて鳴らし、また花火やカンシャク王を爆発させたりした。
 すべてが巧みに計画してあった。このことは映画の始まりから彼らが強力なサーチライトをスクリーン上に投射したために画面がほとんど見えなかったことからもわかる。この強い光は普通の懐中電燈類ではなく、会場の電燈線に接続してあったにちがいない。映写が半分まで進行してから、ビールビンが一本客席から演壇に投げられて一婦人の肩にあたった。人々が大声で叫んだために警官が『すぐ明かりをつけよ』と命じた。このため映画は中止となった。
 スイスの最も重要な新聞ノイエ・ツェルヒェル・ツァイトゥング紙は翌日完全にでたらめな記事を掲げて、その夜活躍したのはチューリッヒ警察だけだったと述べた! 私たちはテープに録音したので警官の発言をいつでも聞くことができる。私たちはこの記事が偽りであることをこれから先の刊行物でもって容易に証明することができる。大多数の新聞が、この国ばかりでなくヨーロッパのドイツ語国家間で最も重要な経済と商業関係の新聞を発行する大新聞社の記事を転載したのはいうまでもない」
 私は会場の裏口から連れ出されて、二、三の建物のあいだを通り抜け、別な街路の小さな喫茶店に案内された。数名の学生がついて来たので、英語を話す一人の若い男だけを店内ヘ入れてやった。
「私はあなたに謝りに来ました」と彼は話し始めた。「あなたのお話を聞きたがっていた学生が少数いたのです。あなたが科学者のツウィッキー博士のことを話されたすてきな内容を私たちは聴きました。実は私たちはあなたがツウィッキー博士と現代天文学を否定しようとしているのだと聞かされていたのです。この騒動は博士と現代天文学を守るためのデモでした」
 翌日いろいろな情報がわれわれのもとヘ入り始めた。聞くところによると連邦工科大学の学生群が講演会の大騒動の主謀者であったが、明らかに彼らは別な方面から指示を受けていたという。
 前夜の事件を考えていると次第に全貌が明らかになってきた。警察署長によるフィルムの個人検閲、講演時の警官の非協力、フィルムの残りを聴衆に見せまいとしてスクリーン上に照射された強い光線など、すべてがただ一つのことに帰着する。
 圧倒的な”真実”の猛襲は明らかにサイレンスグループを非常に不安にさせたのである。彼らはこれまでの失敗を挽回しようとして最後の手段に訴えようとしたのだ。
 私をやっつけようとする試みで彼らをもっと暴れさせると思われる証拠物件は、私の撮ったUFOの実写フィルムであることに私は気づいた。第U部のはじめに述べたように、私のフィルムでトラブルが最初に起こったのはオーストラリアのシドニーであった。また私は警察によってはサイレンスグループに協力しているのもあることを知っていた。多くの新聞は掲載すべき記事内容について命令を与えられていた。これらの新聞が私の講演について記事を掲げるごとにかならず私のフィルムを攻撃したのである。
 私がこの世界旅行に出かける前、アメリカの太平洋側北西部ヘ講演旅行に出かけたあいだ、シアトルの最大の新聞社の一つが私の協力者C・A・ハニーに向かって、彼ら新聞社はUFO問題についてそれを歓迎するような資料を掲載してはならないという命令を与えられていると語った。新聞社は私のシアトルの講演に関する有料広告を引き受けようとはしなかった。ハニー氏はついに広告部を説得して引き受けさせたが、そのとき彼はいまの新聞人が昔ほどに大胆で公平でないのは残念だと述べたのだ。圧迫された新聞社のなかった頃ならば、何者かが編集者をおどかしてある種の情報を掲載するのを禁じた場合、豪胆な編集者は天を仰いで絶叫したことだろう。複数の編集者がUFO・異星人問題に関して出された訓令に敢えてそむかなかったことを認めている。私を否定しようとしてスイスの扇動者たちはこの国の中立性の欠如を暴露した。スイスの善良な一般人は迷惑をこうむったのである。
 私がチューリッヒで講演を行なった同じ夜、アメリカの一物理学者がたまたまバーゼルで講演した。新聞によると、彼はUFO問題について一〇〇スイスフラン付で質問すれば答えようと言ったという。そのとき彼はだれのために働いているかに関して自分の手の内を見せたのである。その金は慈善団体に寄付するということになっていた。いうまでもなく質問は全然出されなかった。
 私がバーゼルヘ帰ったとき、チューリッヒの大新聞の記者が事件にたいする謝罪を私に認めてくれと頼んできた。警察と主催者側は窮地におちいり、一新聞からひどく非難されたと私は聞いた。
 私自身の感じでは、この記者は事件の反響を何とかしてやわらげるようにチューリッヒの官憲から派遣されたのだという気がした。彼にたいする私の回答は学生に与えたのと同じだった。謝罪は私にたいしてでなくスイスの国民になされねばならない。この事件は世界にたいしてスイス国民の面目を失わせたからである。』。

 ニアコン


|>  サトウさん、こんにちは。
|>  この問題に関連のありそうな記事を探してみました。

|>  地上における闇の勢力と思われるものが、実は自分達の心の中にも潜んでいることと、実際にそうした組織的なものが地上にあることが書かれています。
|>  また天空から来る人達のなかに、闇の勢力があるのかというと、私はないと考えています。ただし過去にはそうした影響があったことが書かれていますので、そのあたりを吟味してほしいわけです。結局、その影響が習慣的な考え方として深く私達の心に染み込んでいるわけです。

|>  この問題への関連記事が実際には他にも沢山あり、ここに適切な記事を選んだのかどうか多少不安ではありますが、一応、代表的なのもをあげました。ご一読いただければ幸いです。また、他にこれという記事をご存知でしたら、その記事をUPしていただければ幸いです。

|> ●新アダムスキ全集第一巻「第2惑星からの地球訪問者」第6章 母船内での質疑応答、より抜粋。

|> 『地球人が”戦争”と呼んでいる状態は、この太陽系では数百万年間も地球以外の惑星には存在しません。もちろんあらゆる惑星やその住民は低次から高次ヘと秩序正しい段階を通過しなければなりませんが、地球は秩序ある自然の進歩をしてなくて、むしろ成長と破壊、成長と破壊の無限の反復です。』。

|> ●同第五巻「金星・土星探訪記」地球の遠い過去の実態、より

|> 『地球と同様に火星もその惑星上に存在した多くの文明を破壊したことがあるのです。実は地球にやって来て地球人に戦争というゲームを教えたのは火星人でした。現在火星人は地球人よりもはるかに進化して戦争という点を克服していますが、また、さほど進歩していない面もあって、事あれば防衛態勢に立ち返るかもしれません。彼らはそうするべき立腹の原因を持たざるを得ないでしょう。
|>  一方、金星や土星にはこんな傾向はありません。火星は金星や土星と違って一方の頬を打たれたら他方の頬を差し出すことはしないでしょう。
|>  約一万年前に多数の進化した金星人が、当時地球で行なわれていた火星人の慣習に反対するために地球ヘ移住してきました。そして人類の進化の方向ヘ向かってその悪慣習のいくらかを変えさせることに成功しました。実際この太陽系内の各惑星から来た人々は地球に定住し、地球人を支配するために互いに戦ったのです。戦争を否定した人たちはそうでない人々によって殺されました。そのなかには金星人が含まれています。
|>  このようにしてさまざまの主義が混ざり合い、地球上に混乱が広がり、それ以来多種類の神々が礼拝されてきました。これが他の惑星の人間が地球人のあいだにまいた悪を正すために現在地球に関心を注いでいる一つの理由です。
|>  これはまた、古代の(別な惑星からの)訪問者たちが地球人の想像力をあおりたてて「地球人は他の惑星の人間を尊敬してそれに奉仕しなければならない」という考え方を起こさせたときに地上に残された誤った物語をなくそうとして多くの救世主が(転生して)やって来た理由でもあります。』。

|> ●同書第一巻第「2惑星からの地球訪問者」第5章 偉大な指導者との会見、より

|> 『指導者は私の心中の質問に答えて言った。
|>  「ご存知のように、地球の兄弟がやっと用いることを覚えた爆弾よりもはるかに強力なエネルギーを用いてコントロールする知識をもつ私たちは、望んだとすれば私たちの強力なエネルギーで地球人のエネルギーを無力にすることもできるでしょう。
|>  だがいままでに話したことを思い出してごらんなさい。私たちはたとえ自衛のためでも宇宙の兄弟を殺しません。地球人の行動の意義を彼らに知らせることによって、このような戦争を防止しようと努力していますし、今後もその努力をつづけるつもりでいるのです。人間は無知のゆえに戦争を起こすからです」
|>  一条の光線が相手の顔を照らし、その目は内部にひそむある美しい幻影を見つめているようである。その人は静かに話しつづけた。
|>  「およそ人間でいわゆる”ユートピア”すなわちほぼ完全な世界をかつて夢想しなかった者はありません。人間が想像するものはどこかに実在するのです。したがってあらゆる物事が達成される可能性を帯びています。地球人にとってもこれは可能なのです。銀河系の他の惑星にいる私たちにとってもそうなのです。』。

|> ●同書第四巻「UFO問答集」問54、より

|> 『イエスは絶えず人間の兄弟愛を教えました。彼は「汝の隣人ばかりでなく敵をも愛せよ」という新しい概念を私たちにもたらしました。しかし彼の磔刑以来二〇〇〇年間の戦争と流血の歴史をごらんなさい。これは地球上の反キリスト的な生き方の記念碑になっているではありませんか。
|>  反キリストというのは一個人でもなければ集団でもありません。それは一つの原理、すなわち生き方です。各人に自分の心の底を探らせて自問させてみましょう。「私の生活がどれほどキリストの教えに従っているか。キリストの憐れみの法則に従わなかったことによって、実際には、いかに反キリストであることか?」と。あなたならばこの質問に正直に答えられるでしょう。』。

|> ●同書第一巻「第二惑星からの地球訪問者」第5章 偉大な指導者との会見、より

|> 『地球や地球人に悪いものは何もありません。ただし理解力の欠之のために”唯一の最高者”の宇宙的な生命界において彼らは幼児です。すでにお聞きになったように、私たちの世界では創造主の法則を”実行”しているのですが、一方、地球ではただその法則について語っているだけです。今あなたが知っている教訓だけでも”実行”するならば、地球人は出かけて行ってたがいに殺し合うようなことはしないでしょう。そうなれば彼らは自分が生まれて、それゆえに”故郷”と呼んでいる場所で、善と幸福とを達成するために自分自身の内部で、自分の集団内で、自分の国内で働くようになるでしょう。』。

|> ●同上

|> 『 友よ、この頃私たちが地球ヘやって来るおもな目的は、今日の地球人をおびやかしている重大な危機について警告することなのです。地球人のなかのいかなる人が気づくより以上に多くの事を私たちは知っていますから、できるならば地球人を啓発することがわれわれの義務であると思っているのです。あなたやその他の人を通じて、私たちが伝えたいと思っている知識を地球人は受け入れることができますし、反対に彼らは耳をふさいで自分を破壊することもできますが、その選択は地球人側にあるのであって、私たちは命令することはできません。
|>  あなたが私たちの兄弟と地球で初めて会ったときに、彼は地球の原爆の爆発が私たちの関心のまとになっているのだと述べましたね。問題はそれなのです。テスト爆発のエネルギーや放射能が地球の大気圏外にまだ出ていないにしても、この放射能は地球人の生命を危険にしています。やがて分解が始まり、そのため科学者や軍人が”爆弾”と言っている物の中に閉じ込めてある致命的な元素でもって大気を満たすでしょう。
|>  この爆弾から放たれる放射能はやっと地球からこのあたりまで達しようとしているところです。空気より軽くて空間自体より重いからです。しかし地球の人類が大戦争でたがいにこのエネルギーを使用するならば、地球の人口の大部分は絶滅し、土地は不毛となり、水は汚染され、長年月のあいだ生命は生存できなくなるでしょう。銀河系中の地球のバランスを失うほどに地球自体のボディーが破砕される可能性もあります。
|>  これらは直接地球に関する影響ですが、私たちにとっては宇宙旅行が長いあいだ困難かつ危険になるでしょう。なぜなら、その場合こんな多数の爆発で放射される放射能が地球の大気をつらぬいて大気圏外に出てくるからです」。』。

|> ●同上

|> 『私はゆっくりと言った。
|>  「たとえ地球の戦争が他の惑星群に住む無数の人々の宇宙旅行を危険にするとしても、多数の利益のためだからといって少数(地球人)を傷つけるのは悪いとあなたがたがなおも感じておられる理由を、もう少し説明していただけませんか」
|>  「説明しましょう」とオーソンが応じた。
|>  「生まれたときから全体というビジョンを吹き込まれている私たちすべてにとって、私たちが知っている宇宙の諸法則にそむくことは考えられないことなのです。この諸法則は人間によって作られたものではありません。それは初めからあったもので、しかも永遠に存続するでしょう。この法則のもとに各個人、民族、各惑星のあらゆる知的生命体は、他から干渉されることなしに自身の運命をきめなければなりません。相談するのはよいでしょう。教育もよいでしょう。しかし破壊に至るほどの干渉は絶対にいけないのです」
|>  彼の問いたそうな顔つきは、原理がはっきりしたかとたずねているように見えた。
|>  火星人のファーコンが初めて口を開いた。
|> 「あなたは想念の力を理解しているでしょう。地球にたいする私たちの有形の使命は別として、私たちすべては、地球人が不幸に向かって進んでいることにみずから目覚めるだろうという信念をしっかり持たねばならないのです」
|>  「なるほど」と、心中で問題が明確になるにつれて私はゆっくりと言った。
|>  「地球の兄弟すべてに絶えず送られているこの想念の力が多数の人の心を変化させたことを私たちは知っています」とラミューが述べた。
|>  「またこんなこともわかっています」とイルムスが指摘した。「あなたや地球の多くの人たちが知っているように、地球の空軍(複数)や政府(複数)は、地球の空に見られる私たちの宇宙船が大気圏外から来ることを、しかもそれが別な惑星(複数)の知的生物によって作られ操縦されていることを”知っている”という事実です。地球の政府(複数)の地位の高い人々は私たちにコンタクトしてきました。そのなかには善人で戦争を望まない人もあります。しかし地球の善人でも、長い時代を通じて地球上で人間自身によってつちかわれてきた恐怖から完全に逃れることはできません」
|>  「地球の各地を飛んでいる飛行士についても同じことです」とカルナが静かに言う。
|>  「多くの飛行士が私たちの宇宙船をたびたび見ていますが、口を封じられて警告されているために、すすんで語ろうとする人はほとんどいないのです」
|>  「それは地球の科学者にしても同じです」とファーコンがつけ加えた。』。

|> ●同書第一巻「第二惑星からの地球訪問者」第10章 嘲笑や不信を恐れるな、より

|> 『同じように、あなたが人間として知っている人類は地球で生活を始めるにあたって生き方を学んでいればよかったのです。しかしこのレッスンにおいて(地球の)人間は失敗しました。もしそうでなかったらあなたの地球は喜びの庭、奉仕しようというたえまのない欲求の庭になっていたことでしょう。しかし人間は理解力の欠乏のために、地球上の存在の調和を破壊しました。彼らは隣人にたいして敵意をもって生活し、心は混乱して分裂しました。まだ平和を知りませんし、真の美を見ていません。物質的な達成をどんなに誇ろうとも、人間はまだ地獄に落ちた魂として生きています。
|>  こんな暗黒の中に住んでいるこの人間とはだれなのでしょう? それは”不滅なる者”に奉仕しなかった救われざる者です! ”道”について語るのは人間ですが、行くべき道を探し求めようとはしません。自分の束縛された心の理解を超えたものをすべて恐れるのは人間です。魂の飢えを否定するのは人間です。
|>  そして文字どおり人間は恐怖そのものと化してしまい、その恐怖が全生命や万物にたいして確固たる衛兵の役目を果たしているのです。というのは、もしこの恐怖がみずからの影から(人間から)脱け出してしまえば、それは存在しなくなるからです。生涯の終わりまで人間を囚人として閉じ込めているのはこの恐怖なのです。
|>  たしかにこんにち地球にいる人間は、いわゆる死の恐怖のもとにわびしく生きています──個人の暗黒の荒野の中でただ一人、肉体の生涯の終わりを恐れながら──。しかも人間自身が、それほど深く悲しんでいるそのわびしさをもたらしたのですが、これはすべて自分をとりまいている、より謙虚なフォーム(複数)が自然のままに奉仕をするように、そのように奉仕しないためです。それどころか人間は生き残ろうとして他の生命体を破壊しつづけています。こうした他の生命体に本来の奉仕をさせさえすれば人間に豊かさを与えてくれるのに、それを人間は認めていません。』。

|> ●同書第二巻「21世紀・超能力開発法」激しい感情は肉体を破壊する、より

|> 『私たちの体内にいる小さな細胞化学者たちは、自然から与えられたある正確な原型にしたがって各自の義務を果たしています。しかし、もし恐怖、気苦労、怒りなどのために、心が肉体内の各種の腺を刺激しすぎてこの原型をゆがめますと、体の”流れ作業”全部が混乱におちいります。あらゆる状況を予想している”主なる建設者”は、肉体が危険な状態になると、この腺をひどく刺激し、超越的な力、思わぬ敏速さなどをすぐ呼び出す能力を、動物と人間の両方に与えているのです。これが自己保護の法則の働きです。
|>  しかし、コントロールされない感情によって私たちの多くは日常ほとんどこの腺を働かせすぎていて、そのために肉体の化学作用がバランスを失っています。だからこそ各感覚器官をコントロールする必要があるわけです。というのは、破壊的感情を刺激したりこれに耐えたりするのは、センスマインド(感覚器官の心)であるからです。そこで、この破壊的感情をもっと注意深く調べてみることにしましょう。これをおろそかにすると、この感情が私たちの生活の大部分を作りあげてしまいます。
|>  人間が心の中にどんな想念を起こしても、それは肉体細胞のすべてに影響を与えるという明らかな証拠があります。表面にあらわれる表情がこの証拠を充分に示しているからです。怒りは呼吸を早め、血圧を高くして卒中さえ起こし、体の筋肉を震わせて顔の表情をゆがめます。だから影響をこうむるのは脳だけではないということがはっきりします。肉体細胞のすべてがその激しい感情に反応するからです。そればかりでなく、肉体から発する波動が部屋に充満します。
|>  このような精神波動は、二人の人がケンカをしている部屋の中ヘ入ったときに感じることができます。こちらが中ヘ入ると、二人は急にケンカをやめて、嬉しそうなそぶりを見せながらこちらヘ挨拶するでしょう。二人とも何事もなかったのだというような顔つきをしようとしますけれども、彼らの目はなおも怒りに燃えていて、顔はこわばっており、微笑はわざとらしく見えます。そして、こちらが部屋を横切りますと、まわりの雰囲気は強烈な怒りの想念で震えています。相手二人の感情が静まるまでは、そこにいる人はみなまったく困ってしまいます。二人のあいだに憎しみが深く根ざしていないならば、雰囲気は明るくなって、親しみの感じがよみがえってくるでしょう。しかし、二人がていねいな言棄で自分たちの感情をどんなに気をつけて隠そうとしたところで、たがいにひそかに敵意を持ちつづけるならば、触覚経路を通じて私たちもそれに気づくようになります。』

|> ●同書第三巻「生命の科学」人間は恐怖に支配されている、より

|> 『心は知識と信念の欠乏によってひき起こされる恐怖を通じて働いています。大抵の場合そうなのです。なぜなら、心は変化しても、次の瞬間にはどのようになるかを心自体が知らないからです。恐怖が心の主人となっていて、何らかの形で地球上のほとんどあらゆる人間を支配しています。恐怖が支配的な要素になっているということに気づいている人はほとんどいません。これは人間が長いあいだ恐怖という家族の子供となってきており、いまはそれを当然の生き方だと思っているからです。人間はみずからが恐れているということにさえ気づいていません。恐怖とは生命を支配する諸法則に対する理解力の欠乏にすぎません。われわれはこの諸法則を結果(現象)の研究、特に人間の体験の研究によって学ぶことはできません。これらはほとんど恐怖の指令の結果であるからです。
|>  フランクリン・D・ルーズベルトはこれを次のように巧みに表現しています。
|> 「恐怖そのもの以外に、恐怖すべきものは存在しない」
|>  恐怖は恐怖を促進するからです。故ケネディー大統領は国民に次のようにいっています。
|> 「国家があなたに何を成し得るかではなく、あなたが国家に何を成し得るかが問題である」
|>  私ならこう言いたいところです。
|> 「神があなたに何をなすかではなく、あなたが神に何をなすのか?」と。神とは人間の意識です。そこで次のようにも言えます。
|> 「意識が心に何をなすかではなく、心が意識に何をなし得るかが問題である」
|>  われわれはみな人生を難儀な目にあいながらすごしています。ときとして極端に困難になることもあります。しかしいまや意識という永遠の中央通りに落ち着くときがきています。心という側道は避けなければなりません。中心のバランスが生活をはるかに容易にするからです。
|>  この中央通りで万物が創造主の英知を表現していることがあなたはわかるでしょう。意識は砂一粒の生命でもあるからです。意識は万物と独立しているものなのですが、しかも万物を生かしています。それはわれわれが印象と呼んでいる無言の言語で語っていますが、いかなる音響よりもはるかに大きな力を持って働いています。そしてあなたも私もその最高の現れです。意識がなければ心は存在しなくなると思われるからです。』。

|> ●同書第三巻「生命の科学」クセの悪い習慣細胞もある、より

|> 『ところが人体の内部には宇宙的な原理に反して働く細胞群があります。それは心によって創造された”習慣細胞”であって、自分たちの勝手な方法で自分を支配しようとしています。宇宙的な秩序ある組織体の中では恐怖は存在しません。すべての人間が知っている恐怖なるものは心によって作られた外来細胞からくるのです。また羨望、嫉妬、猜疑などを起こす多数の外来細胞もいて、それらは宇宙的な目的と一体化しようとする個人の成長を妨害します。これらは長いあいだこの世で支配権を与えられてきたためにきわめて強力です。この細胞群はまず自分自身に役立つ”心”を持っています。しかし個人がこのことに気づいたならばこの細胞の化学成分は秩序ある宇宙ヘの線にそって変化し始めます。
|>  右の外来細胞は、恐怖やその他、他人に対坑したときの不快な想念などを起こした場合の心によって培養されてきたものです。それらは人体に巣食うガン細胞と異なるものではありません。したがって嫉妬などを起こすことを専門とする外来細胞を繁殖させ続ければ、ガンと同様に増殖します。そしてその細胞が最後には全身を制圧することはよく知られた事実です。
|>  ところで高級霊と思われる物に夢中になって狂人のようになった霊媒がいたりすることがありますが、この高級霊なるものは、霊的な指導者を求めてやまない心によって創造された外来細胞にほかなりません。
|>  あなたは質問するかもしれません。「心は物を創造することができるのか?」と。できるのです。なぜなら心とは一原因の結果であるがために心も同じ可能性を持つからです(訳注=心もそれ自体が因子となって何かを生じさせるの意)。嫉妬、憎悪などのすべては人間の創造物です。宇宙には本来そんなものは存在しないからです。そして普通の細胞や異常な細胞のいずれも人間のあらゆる行為を記録していて、心は必要とあらば知識を求めてその記録所まで出向いたりします。ところが普通の細胞は本人に正しい知識を伝えますが、異常な細胞は過去の経験に基づいて誤った知識を与えます。両方とも増殖によって生きています。これは生き残りの法則であって、そのため異常な細胞は仲間をふやそうと努力し、いかなる干渉にも立腹しますが、正常な細胞は立腹したり干渉にたいして抵抗したりしません。』。

|> ●同書第四巻「UFO問答集」問10、より

|> 『スペースピープルの生き方と家庭

|> 問10…彼らは神を信じていますか。

|> 答……彼らは各人のあらゆる想念、あらゆる行為において創造主を賛美しています。地球人は信仰を告白し、多くの人が敬虔な信心の言葉をとなえますが、内心では、知恵を持つ大師たちから何世紀にもわたって伝えられてきた普遍的な諸法則を生かすことの実用性を疑っています。
|>  キリスト教の旧新約聖書で、すべての偉大な指導者の教えで、私たちは愛の掟を見いだします。「あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい」と。この掟の本当の意味を充分に理解するには、私たちは隣人という言葉の概念を広げる必要があります。隣人というのは隣家に住む人だけではなく、世界のあらゆる人、私たちの太陽系内の他の惑星群に住むあらゆる、広大無辺の宇宙に住むあらゆる人を意味します。
|>  宇宙とその全体はこうした調和の法則に従った完全なタイミングのもとに働いています。このことを理解して宇宙の隣人たちは平和、健康、生命の真の目的の深い理解などを見いだしてきたのです。したがって、私たちが自身の心中に恐怖、貧欲などを抱くならば、神にたいする信仰を生かしていないことになります。神にたいする真の信仰とは生き方を意味するのです。』。

|> ●同書第四巻「UFO問答集」問34、より

|> 『創造主のメッセージを重視せよ

|> 問34…ウィジャボードや自動書記によって受信されるメッセージについて、あなたのご意見はどうですか(注=ウィジャボードは霊界通信に使用される文字板。自動書記とは心霊的なトランス状態(失神状態)またはそれに近い状態で、ひとりでに手が動いて文字や絵を書く現象)。

|> 答……再度言いますが、これも人間の自我と万物との関係にたいする理解の欠乏にさかのぼります。自己催眠状態になると、本人は第一レベルの印象類に同調しますが、これは地球上の住民そのものから来る印象です。
|>  この世界には五〇億の人間がいますから、右のようにして得られる第一印象レベルは代表的な”メッセージ”を生み出します。すなわち貧欲、恐怖、憎悪、差別、自己拡張、予測などの想念波動です。そしてこれらは常に低次元な悪ふざけ屋です。
|>  一方、創造主のメッセージは人間をおびやかさず、非難せず、恐怖を生じさせません。このメッセージは個人的な予言を含みません。以上のルールを尺度として用いれば、受信内容がこの世界の低次元から来るのか、それとも宇宙的な性質のものかが、かなり容易にわかります。』。

|> ●同書第五巻「金星・土星探訪記」どのようにして地球は裏切られたか、より

|> 『はるかに遠い大昔、この太陽系中の三つの惑星だけが地球人を裏切りました。それは水星、火星、木星です。木星人は木星こそ宇宙の神の住家であるという印象を残したのですが、これは誤っています。こうして神話においては木星は神の星として知られていました。
|>  土星は悪魔の星とみなされていましたが、これは木星から来た人々がウソを教えたのです。土星は審判の惑星です。惑星間のこうした不和は長くつづき、争いのほとんどは右の三つの惑星によって起こされました。
|>  火星は宇宙船を最初に開発した惑星で、この宇宙船は太陽系内のバランスを破るために同盟惑星群と共に使用されました。しかし現在までの五〇〇〇年間は右の三つの惑星によって修正が企てられています。
|>  地球人を意のままにするために、空想的なものにすぎない”悪魔”がどのようにして導入されたかについて、土星の会議で説明されました。
|>  前記の三つの惑星に住む人間すべてが、地球ヘ来た人々と意見が一致していたわけではありませんので、そのためにすさまじい見解の相違が生じました。ちょうど今日地球の各国間に見られる状態と同じです。それ以来地球にとって一つの実態になった”悪魔”が宗教的な分子によって恐怖の手段として利用されてきましたが、これはその分子の指令に従わせるために信者を抑圧するかまたは懲罰するためです。
|>  初め人々はこの懲罰法を問題にしなかったので、宗教の指導者たちは従わなかった人々のために”地獄の罰”を設けました。この地獄というのは地下ではなく天空にあり、その場所として彼らは水星を選んだのです。当時地球では太陽が熱いと考えられたように水星も熱いと考えられたので、水星上の物はみな煮えたぎっているにちがいないと地球人は思っていました(訳注=現代の地球人もそう思っている)。こうして”地獄の火の責め苦”という概念が生じたのです。人々は太陽が地上に熱を生じさせることを知っていたため、このことをきわめて簡単に信じました。”地獄ヘ落ちる”という言葉が用いられたとき、それは人が元の信仰からはずれてしまい、それによって罰を受けるという意味を持っていました。
|>  もちろんこんなことはみな間違っていますが、今日でもその言葉の持つ目的は生きています。実際には地獄というのは人間が生命の法則(宇宙の法則)に反して生きることによって作り出すものを意味するのです。
|>  右の偽りの教えが人間に伝えられて以来ずっと創造主と悪魔との戦いがつづいてきています。これはまた大昔に地球人を裏切った”堕落天使”の意味でもあります。しかし近代においては次第に光明にむかい、人間は生命の真実の生き方の意味を求めて自然を直視し始めています。それはこの生き方こそ創造主の真の表現であることを人間が知っているからです。』。

|> ●同書第五巻「金星・土星探訪記」多くの人が求められているけれど、選ばれている人は少ない、より

|> 『地球の人間は二重人格者として生きています。すなわち”心”である現世の結果をより多く語り”魂”である宇宙を云々することは少ないのです。そのために自分を現在の混乱の状態においています。これは長いあいだ”心”によってつくり出された慣習と因襲に人間が従う場合、特に真実なのであり、それらは”心”それ自体と同じほどに誤ったものです。支配要素である恐怖が個人の魂に魂自体をあらわす機会をほとんど与えていません。
|>  あらゆる生命はその残存を宇宙に頼っていて、その報酬として”供給”を受けてきました。ところが人間は供給を人間に頼っており、その結果、欠乏と疾病を通じて恐怖が人間の生活を支配しています。”魂”は神なる”父”に奉仕しようと大声で叶びつづけています。それは”父”を知っているからです。しかし”心”は”心”自体に奉仕をしたがっています。それはまだ”父”を見たことがないからです。慣習は”心”の知らない物事を恐怖するようにと”心”に教えてきています。
|>  万人は創造された目的を達成するように要求されているのですけれども、奉仕することを選ぶ人は少数です。この少数者でさえも自身の運命の完遂にむかって前進する人はまれです。彼らが持っている信念は魂のそれでなくて大抵は心の信念です。その証拠は存在しています。というのは”心”はみずからがなす物事のすべてに功績を帰したがるからです。もし名誉を与えられないならば”心”は自身の安全性が存在していると感じている習慣的・因襲的な生き方に立ち返って行きます。言いかえれば、”心”は人間を信じているのであって神を信じているのではないのです。しかし神なる”父”が万物の贈与者なのであって、人間ではありません。そこで人間は額に汗していわゆる”安全性”を獲得しつづけ、自身と同じような他人の”心”の奴隷になっているわけです。
|>  絶滅の危険がわれわれすべてをおびやかしていた最も危険な時に”ブラザーズ(異星人)”が来訪して、多くの人がそれに反応を示しましたが、悲しいことにそれに関心をとどめた人は少数でした。多数の人はこの世の報酬と安全とに立ち返って、これまでに人間の手の中におかれた最も輝かしい宝石を捨ててしまったのでした。
|>  これらの暗黒の時代にキリストから啓示を受けたと称する人たちでさえも、心の意志というあのムチひもによって”心”の栄光と安全を求めて横道にそれています。このために、本来の目的を固守しているわれわれは、それを遂行するために必要な援助を得ることができないような状態に立ち至っています。
|>  したがって再び申しますと、”スペースブラザーズ”を通じてもたらされた神なる”父”の教えは、この世の黄金と一時的な心の満足とのために売られてしまったのです。』。

|> ●同書第五巻「金星・土星探訪記」第6章・時代の証言、より

|> 『この一時代すなわち天の摂理が終わりを告げようとするときに多くの物事が起こり、人類間の混乱は絶頂に達するだろうと言われてきました。このことは今どんどん進行中です。より抜きのすぐれた人たちのほとんどはある勢力によってかきまぜられていて、これを暗黒勢力と呼ぶ人もいますが、われわれはむしろサイレンスグループ(暗躍団体)と呼んでいます。彼らはわれわれの問題を混乱させるために知られている限りのあらゆる陰謀を利用しています。
|>  このグループは多数の人間から構成されている”頑張り屋”といってよいでしょう。彼らはきわめて巧みに組織されていて、利用しようとする相手にたいしてきわめて多くの友好的な接近の手段を応用していますので、本人にとっては守護者かまたは実際上の神のように見えます。そして狙われた者は自分の最良の友にもそむき、これまで信じていた主義・思想をも捨てるようになります。
|>  この証拠は明白です。というのはこうした狙われた者(訳注=主としてニセ宇宙人を信ずるようにたぶらかされた人)がすぐれた主義に背を向ける場合、だれかがその愚かさを指摘しようものなら本人は悪質になってくるからです。本人が自分で見い出した新しい環境は快適であるためにそれを守ろうとして一生懸命になります。
|>  火星及び金星に向けて発射されたロケットから送り返された新発見に関して、大衆の考えを混乱させるために右と同様の手段が用いられてきました。まず第一には私は二人の科学解説者が同じ話をしているのを聞いたことがありませんし、公表された二つの報道が同じ情報を伝えているのを聞いたこともありません(訳注=公表される情報の内容がそのつどみな異なるの意)。少しさかのぼってみますと、われわれは最近の火星ロケットに似た実験でついこのあいだ金星が気球から観測された事実を知ることができます。その気球観測報告によれば、金星はその大気の上層部に地球よりも三倍ないし五倍も多くの水蒸気を含んでいるということでした。当時科学者のなかには金星はおそらくフロリダに似ているかもしれないと言った人たちもいます。しかしマリナー2号は水蒸気は存在しないと報告し、少なくともひとつの実験は誤った情報を伝えたということを的確に示しました。もしマリナー2号からのひとつの報告が誤っていたとすればわれわれはどうして他の報告を信頼できるでしょう。
|>  かつて地球をまわる人工衛星が地球を観測したことがあって、マリナー2号による金星の観測と同様なテストをしたところ「地球には酸素も生命もない」と報告したことがあります。しかしわれわれは地球に酸素も生命も存在することを知っています。私はマリナー2号が実は一般に公表された情報とは全然逆の事実を発見していることを偶然に知りました(訳注=金星の表面温度が高温ではなくて実は人間に適温であったというような事実)。この情報はマリナー計画に参加した一権威者から伝えられたものです。
|>  ところが、いったいなぜ彼らが問題を混乱させるのかといいますと、それについては多くの理由があります。もし真相が実際に知られたならば科学者や世の中は早まってひっくりかえるような大騒ぎを始め、それにつれて多くの物事が大混乱をきたすからです。加うるにこの世界はあらゆる真相を受け入れるだけの準備ができていません。これは地球の観測装置がまだ未発達の段階にあってとても完全とはいえない状態にあるからです。もし人間の血液が金星上で高温のために沸騰するとすれば、なぜ政府は金星に人間を着陸させようとして巨額の費用をつぎ込んでいるのでしょう。
|>  進歩した知識を伝えようとするわれわれの運動に対して、なぜ反対勢力は私にそれほどの対抗をしてくるのかという質問状をよこした人が多数ありました。この答はきわめて簡単です。彼らは私が知っている事柄を恐れているからです。彼らは私が『第2惑星からの地球訪問者』中に書いた情報を撤回させようとしました。彼らはその情報をボストンのある科学者団の説に同調させようとしましたが私は拒絶しました。それ以来彼らの私にたいする対抗活動は激烈になっています。
|>  私を殺してやるという脅迫とは別に、最近のある攻撃で、彼らは私の協力者たちに応用してきたヴードゥー教と私とをかかわり合いにしようとしました。しかし有難いことに協力者たちはこんなことで私から離反しませんでしたし、私も彼らのおびやかしに屈することもありませんでした。彼らの最近の策略についてここに一つの例があります(原注=ジェームス・W・モスリー編集の『円盤ニューズ』から引用)。「数カ月前に一個のヴードゥー教人形が編集部に送られてきた。それを見ると、人形の心臓の部分に長い針が突き刺してあって、針には一枚の紙がつけてあり、それにはただ次のように書いてあるだけだった……ジュームズ・W・モスリーよ。この人形はジョージ・アダムスキーからのものである……しかしわれわれはだれか悪い奴がこのいたずらをしたのだろうと思った。われわれが知っている限りでは、ジョージ・アダムスキーはそんな不作法なことをするような人ではない」
|>  長年のあいだこれと同様のことをする人がいて、そのために私の身辺にはかなりのトラブルが起こりました。彼らはサイレンスグループの最も大きな部分をなすもので、「世界秘密結社」という名前で知られています。これは世界で最も悪質な団体であって、おそらくモスリー氏に人形を送った張本人だと思われます。意見こそ互いに異なりますが、モスリー氏は私の友人であって、私が卑しく屈服するような人間でないことを彼は知っています。屈服すれば私は現在やっている仕事に関連して私の名にあたいしない人間になりさがるからです。』。

|> ●同書第六巻「UFOの謎」第1章・悪魔すなわち時の人、より

|> 『本章は一九三七年に小冊子として私が出したものである。趣旨をここに持ち出して現代の情勢に合わせるために、若干書き変えた個所がある。”ルシファー”とは人間の肉体の心の象徴である。

|>  無限に展開する宇宙空間の、果てしなく広大な”全体”のなかの斑点にすぎない旋回する無数の惑星ときらめく太陽群のさなかに、完全な均衡を保って”調和”が存在している。宇宙があまねく平和であったとき、突然ある触知できない差し迫った不幸の感じが光陰のごとくこの広大な空間を通過するように見えた。
|>  空間のエーテル波を横ぎって嘲笑がそっと湧き起こり、あらゆる生き物の心に急に薄気味悪い恐怖を与えた。宇宙の雲海の静かなゆったりとした動きは騒然と逆巻く混沌に変化する。惑星群は凄まじい身震いを起こし、巨大な太陽群はその性質が爆発性と化し、火と燃ゆる大噴煙を噴出した。とどろく震動は天空を揺り動かし、閃光は戦場──もろもろの力の戦い──にきらめいた。
|>  ふたたび、かの嘲弄の笑声が宇宙の隅々にまで反響した。しかも底深く響くその声はあまりに大きいので、”いと高き者”に至るまでひろがっている”無窮”の輻のひろがりのなかの微小な震動すべてを息もなく沈黙せしめ支配するように思われた。
|> 「おお、大宇宙の神よ、現れ出でて汝の主権を証せ。われ、このルシファーは汝の力をものともせぬぞ。われは汝の力を奪い取った。われこそは宇宙最大の力である。汝はわれにスパイを放ったが、われは偽りの謙虚で奴らを欺き、ついに堂々と汝に挑戦するほどに強力となった。これにたいして何と言うか、おお、神よ。汝はわれを勝者とみなすか」
|>  今”無限者”の体をつかんでいた信じ難いほどの平静さが、そのいちじるしい静穏という作用そのものにおいて、烈火のごとくとどろく反抗の声と闘うように思われた。次いで、あたかも柔い光の羽根がはばたきを始め出すかのようにほとんど聴きとれぬほどの言葉が聞かれた。
|> 「大天使ルシファーよ。汝の持つ権力の誇りはわれわれ両名が服している”法則”にたいして汝を盲目にした。『みずから有頂天になる者は倒されるであろう』。それゆえにわれでなく”法則”が汝に答えるであろう。この後汝は悪魔として知られるであろう。もはや宇宙のもろもろの館も天空の天使たちも汝の存在を知らぬであろう。汝は地球の領域に閉じ込められるであろう。汝の持つ力は汝から取り除かれることなく、汝の活動分野は制限されるであろう。今より後汝は、なおもわれに忠実なわが地球の幼児たちのあいだに生息すべし。汝が偽った謙虚さの意味を汝が知り、ふたたびわれと和解して一体となって働くまでは、彼ら幼児たちの一人として存在せよ」
|>  柔かな、はばたくような振動は終わり、空間の各原子は静かに期待しているように思われた。すると永遠の”宇宙の光”の輪のなかから裂けて出たすさまじい力のごとく、かの巨大な双生児たる”無限なるもの”の片割れが空間をつらぬいて下方ヘ落下した。”法則”は証明した。ルシファーは正当な判決によって宣告を受けた地球の囚人となったのである。』。

|> ●同書第七巻「21世紀の宇宙哲学」第5章・顕在意識と潜在意識、より

|> 『これまでもそうであったし現在もそうだが、潜在意識の心の状態と機能については広く誤った考えが行なわれている。この知識の欠乏のために多くの人々は人間にとって何ら価値のない秘教などに熱中しているのである。潜在意識の問題については多くの書物や教えがあるけれども、われわれは研究によってそれらが誤っていることがわかっている。われわれが普通の活動を制御するために日常応用している知性であるいわゆる顕在意識の心はきわめて気まぐれで弱いのである。この心は各感覚器官から来る印象を受けてそれ自身の意見を作り上げ、不安、恐怖、その他のやって来る感情の変化を受けやすく、しかもこの心は、過去の出来事の記憶や自分にとって未知の事柄について多くの知識を持っていると思われる(顕在意識の心が何となくそう考えている)潜在意識の心を信じているのである。
|>  このいわゆる潜在意識の心は実際には常に存在してやまない”宇宙の英知”と、意識において一体なのである。それは人間の肉体のなかの”魂の心”であり、肉体を建設して支えているものである。それは何ものをも恐れないし、個人的な関心の意味で何ものをもえこひいきしない。感覚器官の心(顕在意識の心)は陰であり、”魂の心”(潜在意識の心)は陽であって、この二つは一体である。そのおのおのの利益を充分に楽しむためには、人間は感覚器官の心を訓練して”魂の心”の命令に従わせなければならない。この”魂の心”は感覚器官の心の知覚をときとして超えた活動を引き受けるかわりに印象類を与える。そして感覚器官の心が”魂の心”から受ける印象を完全に実行するまでは、ときどき印象を与えることを続ける。そのために感覚器官の心は正しい活動の体験をわかち持つことができるのである。たとえば教師が子供にたいしてある方法で何かをするようにと命じて、子供はそれをやらないで過失を犯したとする。ところが教師が子供にその過失を犯し続けさせるとすれば、子供は行なうようにと命じられた物事をする正しい方法を知るようにならない。そこで教師は子供が正しい方法を知るようになるために、それが正しく行なわれるまで何度も行なうようにと命じる。そうすることによって子供はそれを正しく行なう方法について実際的な経験を持つのである。
|>  われわれが自分を意識的な知覚のより広い状態のなかに導き入れるためには、制御力を感覚器官の心から”全知の”意識(魂の心)へ譲渡しなければならない。そうすることによってわれわれは肉体をその自然の状態に変えるのである。われわれが心のなかでいだいている想念はわれわれのほうヘ類似な状態を引き寄せる。もしわれわれが人間とは何であるかについて意識的な知覚力において広がることを望むならば、すでに役立ってくれた過去の各状態を適当な場所に置いてやらねばならない。そして無限の実体としての広大な理解を持つように進歩しなければならないのである──。

|>  人間が何であるかを知ってから、われわれは望むものをしっかりつかみ、望まないものを感覚器官の心から排除しなければならない。自分が望むものがそのとき所有するのに正しいものであるならば、われわれは必ずそれを入手し得るのである。そうでなければ適当な時期に必要なものが手に入るだろう。
|>  しかし人間は永遠の法則の働きについて信念と確信を持たねばならない。もし本人が何らかの疑いを持つならば望ましい状態が実現するのをさえぎることになる。カラシ種ほどの小さな疑惑があっても物事を実現させない。しかし本人がカラシ種ほどの小さな信念を持つならば、希望する物事は実現するのである。
|>  人間は生活の善き物事を望むことにより、そしてそれを持つことができることを知ったからこそ野蛮な状態から現在の文明ヘ進化してきたのである。』。

|>  ニアコン


|>
|> |> 誰も書き込んでいないので、ちょっとばかり、蛇足な内容の書き込み
|> |> をさせてもらいます。
|> |>  ここ最近になって、UFOや宇宙人に関する書籍を幾つか読み直し
|> |> てみたところ、それぞれに共通して一つの話題が持ち上がっていまし
|> |> た。前々からそれは見覚えのあるものでした。
|> |> 「アメリカを中心として世界を裏で支配する秘密政府が遠い昔から存
|> |> 在している。その中核を占めるのは皆、ネガティブな精神を持った宇
|> |> 宙人の連中であって、実に200万年の太古の時代から地球人を支配
|> |> し続けている。」
|> |>  これには諸説いろいろな曰くがあり、賛否両論もかなり激しいよう
|> |> です。何でも、この闇の勢力の統制によって地球全体の現状は統括さ
|> |> れているらしく、これにより、地球人がいつまで経っても進化できな
|> |> い状況に陥っているそうです。そもそも今の地球に生きている我々ヒ
|> |> トの持つ遺伝子自体が、地球に介入してきた宇宙人連中に改造を施さ
|> |> れたしまったもので、元々ヒトの持つ遺伝子が12本から2本へ切除
|> |> されたものらしいです。
|> |>  そのため本来持ち合わせている筈の能力のほとんどが枯渇しており
|> |> 、思考能力さえもグンと落ち込み限りなく非力にさせられてしまった
|> |> ようです。(そうすることで支配が完全に進むからでしょう。)
|> |>  ではどうしてこんな事実が如実に語れるかと言えば、唯一無二の証
|> |> 拠が存在するからで、その一つに「ケネディ暗殺」が上げられます。
|> |>  代々アメリカ政府は闇の黒幕と結びついて、大統領がそれに絶対に
|> |> 服従する形で国務が進められていました。ケネディ以前の時代から指
|> |> 示が行われ、戦争という手段に乗っ取って膨大な利潤を稼ぎ出してい
|> |> たのです。そして時期が差し掛かり、暗黒政府は次の大統領をニクソ
|> |> ンと予定していました。しかしながら彗星の如く現れたケネディとい
|> |> う男が僅差で勝利を勝ち取り戦争経済を否定する平和政治を展開し始
|> |> めた訳で、利益を追究する当人達には不愉快極まりない様子です。
|> |>  そこで連中は超秘密の機関であるMJ−12に命令し、とうとうC
|> |> IA等の部隊さえ動かし、絶好の瞬間を見計らって銃殺にこぎ着けた
|> |> のです。
|> |>  ここで一つ疑問に思うのは、証拠としてこの内情が何故ここまで細
|> |> 密に語れるのかということです。「証拠だから」と言えばそれは最も
|> |> ですが、もっと強く、はっきりと言い切れる理由があります。それは
|> |> 「暗黒政府は摘発する事ができない」からです。
|> |>  無論、事実だからこそ証拠な訳ですが、当の連中が世間を騒がせる
|> |> 程に声を荒げられない以上は、何よりそれが本当に「事実」だからで
|> |> す。「小賢しくてくだらない戯れ言だ」と言い下すのが関の山でしょ
|> |> う。動くには理由が必要になるからで、そのために全てを説明するの
|> |> は余りに都合が悪すぎるからです。
|> |>  とてつもなく、くどくて長い下りになってしまいましたが、以上が
|> |> 闇に蠢く裏の勢力の実体です。なお、この諸悪の根元についてですが
|> |> 、元は自分の星を追放されたプレアデス人の連中だそうで、後になっ
|> |> てレプティリアン(爬虫類型宇宙人)がこの体制を受け継いだと伝え
|> |> られています。
|> |> (、、、というかこれはもう近況報告でなくなっているような、、。)




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