宇宙の意識を意識する

清水 南

 

2014年11月9日CC会「体験講演」

 

 皆さんこんにちは。今日は私に何かお話をするようにということで、今紹介されました『宇宙の意識を意識する』という題で私が感じている事の一端をお話しさせていただきたいと思います。

 

 最初私がこのUFO問題に関心を持ちましたのは、二二、三歳の頃に貸本屋で「空飛ぶ円盤実見記」を借りまして、それから非常に興味を持ちましたが、その後「空飛ぶ円盤同乗記」が出るということで待っておりましたが、なかなか出て来ませんでした。それで私はどうしたのかなということで書店へよく行きましたが、そんなとき甲府市の大きな書店で古びた本だけを山積みにしてある中から「空飛ぶ円盤とアダムスキー」という本を見つけました。一九六九年高文社より出た本で久保田八郎先生が編集されたもので、この中では金星旅行記等も掲載されておりました。その後「空飛ぶ円盤同乗記」が手に入り、これを読んで早速日本GAPへ入会させて頂きました。

 

 入会後は久保田先生の方からいろいろとご指導を受けることになりましたが、すぐには東京の月例会等へは出席せず、総会のみ出席して機関誌等で勉強させてもらっておりました。

 

 数年後、月例会へ出るようになり、多くのことを学ぶ中でやはりUFOの観測による目撃が重要であるということがわかりまして、極力観測をするようにしました。また、「生命の科学」等を学ぶ中で、これを実生活の中で役立てることなども少しずつ行うようになりました。

 

 ところでUFOの観測ですが通常は地元山梨でいくつかの地点へ行き一人で行っていましたが、なかなか目撃することが出来ませんでした。これはただ空を見てUFOを探すということでやっていたこと等で、スペース・ピープルへのテレパシーでの呼びかけを余り行ったりしなかったという理由があったと思います。ところが、各支部大会へ参加しての観測では沢山のUFOの目撃が出来ました。これは一つにはこの活動が事前にスペース・ピープル側に知られているのと多数の会員の想念によって多くの目撃が出来たのだと思われます。

 

 最初、沢山目撃が出来たのは大阪支部大会が京都で行われた時です。五回程度の目撃があり、ある寺院では寺の屋根の上までUFOが降りてきて、くるりとターンしたのを目撃しました。動きが速く写真には撮れませんでしたが、清水寺上空では一〇分間位、高いところに滞空していて観光客等大勢の人と目撃できて写真にも撮れました。それから全国一斉UFO呼び出しを各支部で行いました時、私は長野支部での皆神山という日本のピラミッドと言われている所へ参加しました。この時、上空の雲が晴れたとき、皆んなでテレパシーを送りましたが、すぐにUFOがジグザグに動いているのを目撃できました。これなどはテレパシーで呼び出したと言うより、すでにスペース・ピープルがそこに来ていたという感じがしました。

 

 このUFOは三〇秒位運動してから南の方へ飛び去りましたが、後日分かったのですが、神奈川支部の観測地にほぼ同じ時刻に現れてかなり降りてきてビデオ撮影に成功しています。

 

 それから今まで最も重要な目撃事件がありました。それは平成十一年十月十日、GAP最後の総会が東京タワー近くの機械振興会館で行われた時です。会長の久保田先生は病気で入院中でしたが、この日秋山眞人氏の講演があり朝会場へ行きましたところ、上空にUFOの出現があり一分三〇秒位目撃できました。会場内に入ると何人かの会員が目撃したと言っておりました。

 

 秋山氏の講演内容はもちろんUFO問題です。午後の休憩時間に外へ出たところスカウトシップが何機かが飛び回っており上空高いところを見ると母船と思われる物体がゆらゆらと滞空しておりました。会員は一〇名くらいいたと思いますが、母船が消えた後(目撃時間は三〇秒位)その場所へスカウトシップが集まり、たてに一列に整列しました。母船は通常旅客機の飛行する位置より高いところに滞空しており、おそらく二〇〇m位の長さはあったのではと思っております。この事件はやはりスペース・ピープルがこの日のプログラムを組んで最後の総会を応援に来てくれたと強く感じました。久保田先生はこの日より一〇日後の一〇月二〇日に他界されました。この件を先生に報告できなかったのは残念でした。

 

 後日この日の目撃事件は重大な意義があることに気がつきました。それはGAP会員の人達と一緒に私自身がこの目撃によって、スペース・ピープルが多大な労力と時間を使って意図を持って確実に働きかけてくれているということに自信を持ったことです。それでこのことを私が知るだけでなく、多くの人々に伝えてゆかなければいけないと強く思いました。私は静岡支部大会時にもビデオ撮影に成功しましたが、これを写真にプリントして多くの人に配布したり、いつも持参して差し上げているようにしています。

 

 それで今日の演題の『宇宙の意識』についてですが、何回か援助された例がありまして,そのうちいくつかをお話しさせて頂きたと思います。私は現在山梨県内の甲州市の田舎に住んでおりますが、以前には別の町営アパートに入り将来家を持つために土地を探しておりました。そんな時、景色の良い田園地帯に宅地に適したような土地がありましたので、ある日その地主の家を訪ねました。年寄りの地主にあそこの土地を譲って頂けないかとお願いしたところ「ええ良いですよ。売ってあげましょう」と言われましたので大変驚きました。面識のない私に売ってくれると言うのです。そのうちどれくらいの値段で買ってくれるのかと言うので、だいたいの相場(当時坪六〇〇〇円位)を言ったら、それで売りましょうと言われて、その日のうちに話が決まりました。ここはやはり湿地でしたが、麦やジャガイモなどは作っていた土地で四〇〇坪弱ありました。その土地を購入して五年後に住宅金融公庫よりお金を借りて家を建てることになりましたが、それ以前に近くの道路工事の残土が入り、そこを資材置き場として貸す条件で、一m位の土地の周りの壁と埋め立てが無料で完成しました。そして土地へは工事用のトラック等が出入りしたため地盤がしっかり固まりました。家を建てる段階になったとき、電気や電話や水道はまだここまでは来ていませんでしたが、工事を始める間際になった時、近所に自動車修理工場が先に出来て、このため電気と電話が家に入りました。(修理工場では電気を引くのに四〇万円かかったそうです)。そして水道ですが、どうも間に合いそうもないので井戸を掘ろうと思っていたところ、運良く間際になってこれも入りました。

 

 この家に転居してからしばらく経ったとき、三〇年間勤めていた営業所から二〇km位離れた甲府市の営業所へ転勤が決まりました。なれない通勤と職場に少し不安がありましたが、何か良いことがあるような気もしておりました。この職場の運転手さんで井戸掘りの経験の豊富な人がおり、私に井戸を掘るように勧めてくれました。堀方の指導と道具一式を貸してくれると言うことで、これを自分でやってみようと決めました。

 

 その方法ですが、五m位の鉄パイプを地中に打ち込み、これにポンプを取り付けて水を汲み上げるという方法です。三m位の脚立をたてて大きなハンマーで打ち込みましたが、これが一日半で入りました。これに手動のポンプ取り付けて作動したところ水と砂が出てきて井戸が作れることが分かりました。それから毎日このポンプで水と砂を汲み上げて一週間で仕上がりました。これを保健所で水質検査をしてもらったところ非常に良い水であることが分かりました。今はこの水を主に家中で使っております。夏は冷たく冬は暖かいので、このことを導いてくれた『宇宙の意識』に感謝しております。

 

 それから以前お話ししたことがありますが、今から四〇年位前の話になりますが、山梨県内のある中学校が修学旅行でうちの営業所のバスを使って北陸方面に二回にわたって行くことになりました。長距離の旅行ですので整備員も添乗して行くことになり、私は二回目で行くことになりました。二泊三日の予定ですが、当日早朝営業所へ行くと運転手さんが連絡のミスで出発時刻になっても来ておりません。私は必要な工具や部品を先頭のバスに積み込んで待っておりましたが、事務所でお茶でも飲もうということで事務所へ入ったとき運転手さんに私は二両うちどっちのバスへ乗った方が良いかと尋ねたところ工具などを積み込んで支度したバスでない方へ乗った方が良いのではと言われました。前日帰ってきた旅行団は整備員が先頭の新しい車両に乗って帰ってきたのを私は知っていましたので、これに乗り換えるのは断ることも出来ませんが、せっかく言ってくれたのでそっちのバスへ工具を積み替えて遅れた運転手さんの出勤を待って出発しました。

 

 これからこの旅行団が大きな事故に遭うとは思いもよりませんでした。学校を出発して西へ三五km位の地点にさしかかったところ無免許運転の大型トラックが操縦を誤って先頭の車の右全面より衝突しました。そしてバス右半面を爪で破りきったように取られて、大惨事となりました。具体的なお話は出来ませんが、生徒三人、先生二人、そして予備運転手一人、計六人が亡くなられ、その他多数の生徒が大小怪我をしました。バスの運転手さんは車外へはね飛ばされて六ヶ月ぐらいの重傷でした。

 

 NHKのTVで朝のトップニュースで放映されたそうですが、うちの家内などはこれを見て体がガタガタと震えてどうなっているのかと大変心配したそうです。たまたま私がそのバスに乗って行く予定でしたが、運転手さんの言葉を素直に受けてバスを乗り換えて命拾いしました。

 

 このことは自然と言いますか、物事を素直に受け入れて、逆らわないということは時に良い結果になるという例だと思います。やはり事故を通じて『宇宙の意識』の力と援助というものを強く感じました。

 

 それから『宇宙の意識』の援助はこのところ数多く感じますが、半面私は厳しく指導しいてくれるということをいくつか経験しております。その例を二、三お話しさせて頂きます。

 

 それでこの前もちょっとお話ししたことがあると思いますが、勤めを定年三年前に定年扱いでということで辞めて職業訓練場へ一年通いました。そこでは溶接の技術を身につけて、義弟がやっている鉄工場を手伝うという考えです。一応溶接技術や各種資格を取り、仕事を手伝うことになりました。あるとき二階建ての鉄骨を現場で組み上げていましたら、鉄骨の向きが逆についているのがありましたので、その二階の現場でこれを切断して付け替えることになりました。高いところの鉄骨の上に乗って加工していたのですが、この枠が外れて鉄骨と一緒に地上に落ちてしまいました。急には原因が分からなかったのですが、気がつきましたら地上に倒れておりました。しかしどこも痛くないので立って上がって見ましたら、落ちたところが土手のような形をした上部へ落ちたのでそこから転がって下についたというわけです。周りの者も心配しましたが、どこも怪我がなく当日この後も仕事を続けることが出来ました。

 

 後日このことを考えてみましたら次に二、三週間も続く大きな仕事が控えているので、『宇宙の意識』が良く気をつけて仕事をするようにとのサインであったと思っております。

 

 それから今から四年位前のことですが、「OFU」というグループで富士山の麓の朝霧高原という所でUFOの観測会を昼間行ったんですが、私の家より御坂峠を越して四〇km位の所です。車やカメラその他の資材を積み込んで支度をしていた時、後ろのドアーを半開きにしていたためにドアーの鋭い角に頭を打ちつけて切ってしまいました。沢山の出血があり、応急手当をして大病院へ一人で行きましたところホッチキスでパチンパチンと三つ留めて、はい良いですよと言われましたが、沢山の出血を見てもう出かける気がなくなっておりました。これも八〇歳近い私が余り遠出をしない方が良いという『宇宙の意識』の知らせだったのだと思いました。

 

 もうひとつ例をお話しします。この間空き巣に入られました。うちの田舎では比較的大きな交差点の角ですが、夕刻家内と私は電灯を付けず外出しました。その翌日になって気がついたのですが、勝手口より入り正面の茶箪笥の引き出しに入れておいた財布より六万円抜き取られていました。交差点の角でもあり、空き巣などに入られることはないと思っており、いつも昼間から夕刻にかけては鍵等をかけていませんでした。そこを短い時間で狙われたのです。以前テレビで空き巣対策として、お金は入り口に近い所に少し置いとけば良いと言っていました。空き巣に入られてもすぐにお金を見つけて出て行くから家の者と出会いがしらに合うことが少なくて良いなどと言っておりました。そのことを実行したわけではありませんが、やはり日頃より用心した方が良いと反省しました。

 

 以上いくつか『宇宙の意識』の援助と指導についてお話しさせて頂きましたが、特に最近では後になって気がつくような事例を多く感じております。何か事が起きたときにはその原因と『宇宙の意識』の関わりについて考えるようにしています。

 

 最後になりますが、この『生命の科学』の講座で熱心に私たちを指導して下さる篠芳史さん、清水正さん、そしてGAPの当初より今日まで膨大な資料を整理して纏め上げて頂いた細野俊一さん、また、このCC会に力を貸して頂いております会員の皆さんに感謝いたしましてお話を終わらせて頂きます。どうも有難うございました。