Re: 17才、事件起こすよりも楽しいこといっぱいあるよ。だって若いんだもん。


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投稿者 MANAHARA 日時 2000 年 6 月 10 日 22:37:02:

回答先: 17才、事件起こすよりも楽しいこといっぱいあるよ。だって若いんだもん。 投稿者 プラム 日時 2000 年 6 月 07 日 16:37:30:

|>
|> 17才の少年達の事件が起こる度に
|> 心が痛みます。

|> そして少年達と同世代の若者が
|> テレビのインタビューで、
|> 「ねえ、どうして人が人を殺しちゃいけないの。分かんないよ〜。」
|> と話しているのをみると、
|> あまりの殺伐とした雰囲気に
|> とまどいを感じます。

|>
|> 『人を殺す経験をしてみたかった』という少年、
|> その彼の真意は私には測りかねますが、
|> 「人が人を殺してはいけません」という言葉そのもの、
|> そういう「規範」があるということだけを
|> 周りの人から教わって、
|> 「人が人を殺さないようにしようね。」という「気持ち」は
|> 育てられなかったのだなぁと思いました。
|> (体は育ったけど。)

|>
|> 「殺してはいけません。」と
|> 言葉だけを子供に言うことが大事なのではなく、
|> 「殺さないようにしようね。」という心を持たせること。
|> それが大切。


|> ****************************

|> 数日前、病院からの帰り道。
|> その日の浦和は上々天気。風もそよそよ。
|> 気持ちのいい昼下がり。

|> 近くの小川で小学生達がお手製の釣り竿で、
|> 何かを釣ろうとしています。

|> みんな裸足で服もどろどろ。
|> あの様子ではたぶんパンツもビショビショです。

|> その子達に、
|> 「何が釣れる〜?」と聞いたら、
|> 「ザリガニ〜!」と言って笑っていました。
|> いい笑顔です。
|> とても満足そう。

|> ***************************

|> 例えばこの状況を使って。
|> (このあとは仮想です。)

|> その子達がザリガニを釣って、
|> 泥だらけで家に帰ってくるとします。

|> 「ただいま〜!」
|> 迎えに出てきたお母さんはきっとびっくりします。
|> だって全身泥まみれなのですから。

|> お洗濯も大変です。
|> 私も親ですから分かります。

|> さて、このお母さんはこのあと子供に何と言うでしょう?

|> ****************************

|> パターン1。

|> 「何してるの。泥だらけじゃない。ザリガニ〜?
|> そんなものつかまえて、全く!
|> 早く洗ってらっしゃい!」

|> 子供「………。」

|> 面白くないのは当然です。
|> だって、時間をかけて
|> こんなにいっぱいザリガニをとったのですから。
|> とっても楽しくて、いっぱい話を聞いて欲しくて、
|> 褒めてもらえると信じて帰ってきたのですから。

|> この言葉のパターンでしたら、
|> 子供はこのあと、ちょっと面白くない気持ちで、
|> 気持ちが沈んで
|> ひとりでお風呂で足を洗うのでしょう。

|> そしてそのあとザリガニはどうするのでしょう?

|> ******************************

|> パターン2。

|> 同じ状況で。
|> お母さんはびっくりします。
|> 泥だらけで、もしかしたら顔にも泥が付いているかもしれません。

|> お母さん「どうしたの〜?!」
|> 最初の言葉はそれかもしれません。

|> 子供「見て〜。ザリガニ〜!」
|> お母さんは子供が手に持っている小さな籠に気がつきました。

|> (そおかあ、今日は釣りに行ってたのね。
|> 間違って川に落ちたんじゃないんだ。よかった。
|> あー、びっくりした〜。)

|>
|> お母さん「どれ、何匹釣ったの〜。すごいじゃない。お前上手ね〜。」

|> 得意満面です。
|> 子供の気持ちは満たされました。

|>
|> お母さん「それでこのザリガニはどうする〜?」

|> 子供は別に釣った後のことを深く考えていたわけではありません。

|> どうしてもつかまえて飼いたいという気持ちよりも、
|> 釣ってるその時が楽しかったのと、
|> お母さんに見せたいという気持ちの方が
|> 大きかったのかもしれません。

|>
|> お母さん「飼いたい〜?」
|> 子供「………。」
|> どうしたらいいかよく分かりません。

|> お母さん「もう夕方だし、ザリガニもそろそろお家帰りたいかもね〜。」
|> 子供「………。」

|> お母さん「お前はどうしたいの?」
|> (しばらくたって。)
|> 子供「川にかえしてくる…。」

|> お母さん「エライ!お前は生き物を大切にする子だね。」

|> と、ここで「生き物を大切にする」ということを
|> 学ぶ機会が子供に与えられました。
|> 無意味な殺生をしなくてもすみました。

|>
|> 子供は川へ行き、ザリガニを放します。

|> 「生き物を大事にするということは、
|> 気持ちのいいことなんだ」
|> と感じるかもしれません。

|> 次もまた放してあげよう、
|> と思うかもしれません。

|>
|> その間、お母さんは何をするか?

|> お風呂を沸かして、着替えを用意して待っています。

|> 子供はすぐにお風呂に入り、
|> 泥だらけの体を洗って、さっぱりして出てきます。
|> 心は満足しています。

|> 「気持ちいい〜。」
|> ここで子供は体を洗う気持ちよさと、
|> きれいな衣服を身につけることが
|> 気持ちいいことを学ぶことも、ついでにできます。

|> お父さんが帰ってきます。

|> お母さん「この子今日ザリガニ釣ってきたのよ〜。」
|> お父さん「どれどれ、すごいな〜。お父さんにも見せてみろ。」
|> 子供「さっき川に帰してきたんだ〜。」

|> 子供は「生き物を大事にすることは、気持ちのいいことなんだ」
|> ということを学んだので、
|> 自信を持ってお父さんにそう答えます。

|> お父さん「そおかあ、川に帰してきたのかぁ。エライなぁ。」

|> 子供はそこでまた褒められるかもしれません。

|>
|> 例えばこんな話。

|> ******************************

|>
|> 「生き物を大切にすることは、気持ちのいいことなんだ」

|> ということを学んだ子供は、次は
|> 「人を大切にすることは気持ちいいことなんだ」
|> ということも、
|> 大人になって成長していく段階で、
|> 学ぶのかもしれません。

|> そして
|> 「どうして人が人を殺してはいけないのか」
|> ということを、
|> 自分自身の中に深く意味づけていくのかもしれません。

|>
|> 土台がスカッと抜けて、
|> 言葉だけ「生き物を大事にしよう」教えても、
|> 子供はどうしてなのか
|> 理解するのが難しいと思います。

|>
|> だから毎日の積み重ねが大事。
|> 日常生活が大事。

|>
|> まだまだ新米ママの
|> 教育論でした。

|> プラム


*** プラムママの教育論、同感です。
  日々の暮らしの中で積み重ねられていくものが一番大切です  
  ですものね。
 
  このように子供達が導かれて育てられたら、人を不幸にし自分      
  も不幸にするような生き方を選択しないでしょうに。

  せめて身近な我が子や接する子供達に伝えたいですね。

  生きることの重さ、自分のいのちの重さ、他人のいのちの重
  さ。
  苦しいことも意味があり、必ず楽しむことができること。
  全て無駄はないこと。
  
  


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