細胞の世界 G


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投稿者 ナチュリン 日時 2000 年 12 月 25 日 09:27:04:

みなさんこんにちは、ナチュリンデス
前回、マクロファ−ジ君の大食漢ぶり
を紹介したけれど、彼に負けず劣らずの
大食漢は、顆粒球の好中球だ。体は小さい
が集団で侵略者に襲い掛かり食べて破壊する、
あげく食べ過ぎて破裂しちゃうんだ。
まるで特攻隊だね。(ちょっと古いか)
傷口でうみがでたら、彼らの死骸だよ。
消毒する前にひとこと「サンキュ−」と
言っておこう。
マクロファ−ジ君も好中球も侵略者を捕食して
破壊するので『食細胞』と呼ばれているんだ。

免疫細胞のエリ−トは、ヘルパ−T細胞と
B細胞だね。
T細胞は食細胞が分解した侵略者の特徴を
認識し、活性化して増殖し、武装化して
攻撃するんだ。
一方でB細胞を活性化する物質を放出して
増殖させプラズマ細胞に変身させるんだよ。
変身すると強いのは仮面ライダ−と同じさ。
B(プラズマ)細胞は抗体を放出して
侵略者に結合させ破壊していくんだ。

抗体は免疫グロブリンといって5種類
あるんだけれど、基本形はY字形を
しているんだ。通常単体で攻撃するんだ
けれど、最初の段階では5個のY字形が
雪の結晶のように連結して侵略者を
がっちりと捕らえるんだ。

通常遺伝子は生涯変わることはないけれど
『可動遺伝子説』によれば、抗体の遺伝子
はDNAの断片からできていて
移動し、さまざまに組み合わせることで
できる抗体の数は1000億個も
あるんだよ。          

           また次回


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