細胞の世界 D


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投稿者 ナチュリン 日時 2000 年 12 月 16 日 23:24:36:

みなさんこんにちは、ナチュリンです。
遺伝子DNAがタンパク質を作る時、
二重螺旋がほどけてさらに二本の鎖が
ファスナーを開いたような状態に
なるんだ。その開いた二本の鎖の間に
伝令RNA(mRNA)が入り込んで
必要な部分をコピ−するわけだね。
そして伝令RNAは核から出て細胞質
にあるリボソ−ムに出向くわけだ。

DNAの塩基は4種類あるけれど、
そのうち3つの塩基がならぶと1つの
アミノ酸を規定することになるんだ
[例えばGAAと並ぶとグルタミン酸]
そこでリボソ−ムは伝令RNAに
かぶさるようにしてまず最初の3つの
塩基を翻訳して必要なアミノ酸をのせた
運搬RNAを呼び出すんだ。そして次々と
すべるように伝令RNAの上を移動して
翻訳し、アミノ酸をつなげてタンパク質を
合成していくんだけど、そのスピ−ドは1秒間
に50個ものアミノ酸をつなぐんだよ。
驚きだね。そしてリボソ−ムの周囲には
20種類のアミノ酸をのせた20以上の
運搬RNAがいつも待機しているんだ。

染色体が収納されている細胞の核は、
核膜に囲まれているんだけれど
角膜孔が多数あって分子が通過できるように
なっているんだ。まるで蜂の巣のようだね。
その周囲には多数の小さなリボソ−ムや
運搬RNAが待機しているんだ。
おそらくアダムスキ−はこのような
状態を透視して『生命の科学』第9課を
書いたのかも知れないね。

          また次回


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