Re: 惑星探査


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投稿者 あつし 日時 2007 年 1 月 28 日 17:02:40:

回答先: Re: 惑星探査 投稿者 ネハヨ 日時 2007 年 1 月 27 日 01:49:46:

こんにちは。
惑星探査結果に関しては、まだ全部を出しているとはいえない部分があり、学者さんの書いた書籍を完全には信用しない方が良いと私は考

えています。
(これは書籍の著者を非難するわけではなく、学者はNASAの公式発表を元に研究をしたり理論を組み立てているので、その土台が後に

何らかの理由で変更されると、せっかくの研究や論文が役に立たなくなる可能性があると、言っているだけです。)

●理由1

金星の大気に関して、金星の重力が地球の90%だからと言う理由で、金星の大気が地球より少ないという考え方は出来ない、という事実

が挙げられます。
これは大気温度が地球より低ければ納得できるのですが、実際にはその反対なのです。PV/T=(一定)というボイルーシャルルの法則

により、他の条件が同等なら、気体の温度が二倍になれば体積も二倍になるので、気体の密度は希薄になってしまいます。つまり軽くなる

のですね。惑星大気の場合には、あふれた大気分は真空の宇宙空間へと逃げ去ってしまうはずです。

それでは金星の大気成分を、地球の大気成分より重い気体にしてみるとどうでしょうか。地球の大気は密度が約1.3(kg/立方m)で

す。そして大気の比重を1とする他の気体の比重が理科年表に記載されています。

一番比重が重いのが「ラドン」の7.53で、これが地球大気全部だとすると地表の大気圧は7.53倍の7.53気圧になるはずです。
他は、キセノンが4.553、二酸化硫黄が2.264、二酸化炭素が1.529、フレオン12が3.931、ヨウ化水素が4.447

、フッ化ウランが3.62、などが重い気体としてあげられます。

金星の大気の大部分は二酸化炭素だと書かれているのでわかりますが、それらの気体では地球の90倍の90気圧には到底至りません。金

星大気が二酸化炭素で出来ているとすると、その量が地球の59倍(重力が同じでも)は必要です。地球の90%しかない弱い重力で、ど

のように地球の持つ大気の59倍もの大気量を保持できるのでしょうか。金星の大気圧が金星表面で90気圧、気温が570度Cもあると

いう話を聞くと、ついそのあたりを調べたくなるのです。

90気圧というと海面下900mの水圧と同じですから、鋼鉄製の頑丈な潜水艇でも作らないと持ちません。やわな水中カメラなどはペシ

ャンコになって破壊されてしまうでしょう。(1cmの四角の中に90kgの重さがかかる圧力。1m四方の面積だと900tの重さとな

る。)

大気の温度に関しては、反射率を考慮した惑星からの輻射理論をもとに計算をしてみると、金星と地球や火星は、それほど温度が変わらな

いという結果が出てきます。つまり、真っ赤に熱した鉄の玉からの電磁放射をスペクトル分析して、もっとも強い電磁波の放射領域を求め

ると、その鉄の玉の温度がわかるのと同じ方法です。これも機会がありましたらアップしてみたいと思います。

金星に関しては情報があまりにも少ないので、火星以上のことはわからないと言えます。

しかし、火星探査に比較して金星探査が熱心でないかというと、そうでもないのです。むしろ派遣された探査機の数から言うと金星の方が

多いのです。内訳はソ連29機、米国7機。一方、火星探査機はソ連17機、米国16機という具合です。

●理由2

惑星探査結果が正直に出されているという保障がないということです。

たとえば火星探査でも、過去に火星写真の色が正確に出されていなかったという事実が挙げられています。これは、色フィルターの組み合

わせを違えて実際より赤くしたり、青部分を飛ばして赤っぽい写真にしていたという事実があります。この件に関しては「きち」さんのH

Pをご覧ください。火星上の色に関しては他にも多くの研究家達が研究をして、すばらしい写真を再現しています。

「惑星の秘密画像版」
http://kiti.main.jp/bbs/wakuseibbs021/joyful.cgi
「きちさんのHP」
http://kiti.main.jp/

「金星の表面のカラー写真:ベネラ13号」
 色補正板が色補正されていないことがわかります。
http://www.solarviews.com/raw/venus/vener13r.jpg

金星写真の参考HP
http://www.solarviews.com/eng/venus.htm

ベネラ9号&10号の写真(Venera 9 & 10)
http://www.solarviews.com/cap/venus/venera9.htm

金星のカラー写真(ベネラ13号; Color image)
http://www.solarviews.com/cap/venus/venera13.htm

ベネラ13号&14号の写真
http://www.solarviews.com/cap/venus/venera13.htm
http://www.solarviews.com/cap/venus/venera14.htm


あつし


|> 金星の温度に関してはいつも疑問が生じるのですが、どこにも明確な答えが書かれていないのが現状です。

|> たとえば、新アダムスキー全集・第四巻「UFO問答集」P190 には次のような記述があります。

|> 『惑星探査機によって金星その他の惑星に生物が存在しないことが判明したと大衆は思い込んでいる。たとえば金星の温度はセ氏四八〇度もある焦熱地獄であるために下等な生物すら存在する可能性はないと信じ込んでいるのだ。ここで疑問が生じる。それほどの高温の地表になぜアメリカの金星探査機はパラシュートで軟着陸できたのか。』

|> この探査機のパラシュートが何で出来ていたにせよ、少なくとも何分間は重量を支えなければならにはずなので、それほど柔な材料ではなかったでしょう。いったい何で出来ていたのでしょうか? 色々と疑問は沸いてくるのです。当時使用された、高温中で引っ張りに耐えられる材質とは何か?
|> (こういう質問も詭弁に属するものか?)
|> また、金星探査機から贈られてきた画像は、どのような装置を使用したものか等。高温度高圧下で作動するものとは、半導体ではありえまい(たぶん)。

|> カール・セーガン博士も、その可能性に言及していました。

|> 金星における生命存在の可能性(60年代)

|> http://www.adamski.jp/wwwboard/room07/messages/1426.html

|> 金星4号について

|> http://www2.adamski.jp/pdf/ucon/035a.pdf

|> 世の中わからないことばかり。

|> ネハヨ

|>
|> |> ∇現在、惑星探査などによりわかっている金星
|> |> の大気の状況を説明した書籍がありましたので、
|> |> 一部を紹介します。
|> |> この中には、「金星大気にはかつて大量のH2O
|> |> (水分)があり、・・・」といった説明もあり、
|> |> 過去の状況が気になるところです。

|> |> 「岩波講座;地球惑星科学−12比較惑星学,
|> |> 松井孝典他,1997年」より
|> |> 4 惑星大気・惑星磁気圏
|> |> 4.2 惑星大気の概観

|> |> (a)金星
|> |> ・金星大気は高温高圧の二酸化炭素大気で特徴づけ
|> |> られている。
|> |> 大気はほとんどすべて二酸化炭素であって,3%の
|> |> 窒素を含む。
|> |> 地表気圧は9.2MPa,地表温度は735Kと推定される。
|> |> 金星大気の鉛直構造は図4.9に,大気組成は表4.5に
|> |> 示されている。

|> |> ・金星は10個以上の探査機(米国と旧ソ連)が直接
|> |> 大気内に入ってその場観測行っているため,地球に次
|> |> いで最もその場観測データが多い惑星である。
|> |> しかし,高温のためにプローブの寿命が短く,下層
|> |> 大気の継続的なその場観測はない。
|> |> 金星大気は全面的に雲に覆われているために大気外
|> |> から可視光で地表を見ることはできないが,直接的
|> |> な観測がない60年代にすでにマイクロ波の観測から
|> |> 高温高圧の地表は推定されていた。

|> |> ・図4.9は探査機のデータにもとづいて推定された
|> |> 金星標準大気の構造を示している。
|> |> 高度50−65kmに全球をほぼ一様に覆う雲の層があり,
|> |> さらにその上80−90km高度までもやの層が存在して
|> |> いると考えられている。
|> |> 雲の下の温度勾配はほぼ断熱温度勾配に従うが,断熱
|> |> 温度勾配よりは有意に(1K/km 程度)安定である。
|> |> 地球の場合と異なって地表温度は緯度方向にほとんど
|> |> 変化せず,南北の温度差は5K 程度しかない。
|> |> 金星の1太陽日は116.7日(公転周期は224.7日,自転
|> |> 周期は243日で公転と逆向き)と長いにも関わらず,
|> |> 気温の日変化はほとんどない。
|> |> これは大気が放射冷却の時定数が大きい(表4.1参照)
|> |> ためである。
|> |> さらに,自転軸がほとんど直立しているために季節
|> |> 変化もない。

|> |> ・金星を覆う雲のアルベド効果と厚い大気のために
|> |> 地表にはわずかしか太陽放射が届いていない。
|> |> 雲のアルベドは平均77%に達しているため,金星大気
|> |> における正味太陽放射は地球における正味太陽放射
|> |> よりも小さい。
|> |> さらに厚い大気のなかで吸収されるため,地表面に
|> |> 達する太陽放射は大気上端における量の数%にすぎ
|> |> ない。
|> |> それにも関わらず高温の大気が実現されている理由
|> |> は温室効果による。
|> |> Pollackらの数値計算によるとCO2が463K,H2Oが218K,
|> |> 雲が113K,SO2が52K,COが13Kの温度上昇に寄与して
|> |> いるとされる。
|> |> 微少量であるにも関わらず水の効果が大きいことに
|> |> 注意しよう。
|> |> 雲も重要である。
|> |> 金星の下層大気の温度分布は,雲層の上端で有効放射
|> |> 温度になるような断熱温度勾配で大まかに近似できる。
|> |> つまり雲は赤外線に対して不透明で、惑星放射にとっ
|> |> てはあたかも地面のように振る舞っている。

|> |> ・大気の温度は65−100kmの間は高度とともに減少し,
|> |> 地球のような明確な成層圏を欠いている。
|> |> したがって,これら全層を中層大気とよぶ。
|> |> 中層大気においても日変化はきわめて小さい。
|> |> さらに高層の温度は100km以上の高度で増加し昼間側
|> |> では170km,高度で300Kに漸近する。
|> |> 熱圏温度は地球よりもはるかに低い。
|> |> 地球では昼夜の差は200Kで全体の20%程度であるが,
|> |> 金星ではやはり昼夜の差は200Kで,この場合は100−
|> |> 300Kと3倍も変化することになる。
|> |> 熱圏温度の観測は原子酸素のスケールハイトの観測
|> |> にもとづいている。
|> |> 夜側の「熱圏」は熱圏とよぶにはふさわしくない低温
|> |> である。
|> |> そのために,しばしばcryosphereとよばれる。
|> |> 同じ用語は地球の氷点以下の領域にも用いられるので
|> |> 注意が必要であろう。
|> |> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




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