意識の声 No.81 より

1997年 4月号

 

★ 再度、金星イメージ法について

 

 金星イメージ法の話に返りますと、あの方法は世界六〇億の地球人の誰も考えつかないもので、人間が考案し得る観法としては世界最高のものであると自負していますが、その実行も最高に難関です。このイメージ法の持続は、やってみれば分かりますが、到底ただのネズミのやれる事ではありません。慣れるまでは自分に鞭打って歯をくいしばりながら難行を続ける必要があります。

 

 この金星イメージ法をやってみれば分かりますが、自分の「目」という視覚器官がいかに外界に振り回されているかを知って愕然とします。目も耳も鼻も口も、すべてが実にいい加減な生き方をしていたことを腹の底から痛感するのです。しかしこれを克服するならば、テレパシックなまたは遠隔透視的な感覚が、あるとき突然に噴出してくるのがわかります。しかし自分が地球人のありふれた俗物感覚に逆戻りしますと、またテレパシックな能力も逆戻りします。

 

 金星イメージ法については本誌三月号に述べましたが、再度説明しましょう。実際は簡単なことです。つまりこの地球世界を、金星のように天国みたいに発達した完成され尽くした世界であるとみなして、そのようなイメージを描きながら万物を見るのです。つまり「ここは金星なのだ」と思って、誰を見ても何を見ても、すべては金星人であり、金星の世界であると観じるのです。それは地球世界も未来にそのように発達してくることが分かっていますから、そのようになったイメージを先取りして心中に描くのです。これを続けていれば自分の内部に劇的な変化が生じてくるのが分かります。テレパシックになりますし遠隔透視力も発達してきます。この方法を信じない人には何も言うことはありませんが、そのような人に対しても、相手が金星人のように発達したイメージを描いてあげるのです。自分を宇宙的に発達させるのに、これ以上の素晴らしい方法はないでしょう。試してみて下さい。この件はユーコン誌には掲載しません。とりあえず本誌(意識の声)でお伝えしておきますが、東京月例セミナーで話すかもしれません。